伊藤忠テクノソリューションズ(株)との協業を開始しました。 ジジ 株式会社ジイジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:辻本淳、以下「ジイジ」)は、量子コンピュータ向けソフトウェア開発の株式会社ジイジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:辻本淳、以下「ジイジ」)と、量子コンピュータ活用支援サービス「Cubit X(キュービット エックス)」を強化することで合意しました。Jijが提供する量子アルゴリズム開発プラットフォーム「JijZept」を活用し、量子コンピュータを利用したアプリケーション開発を支援することで、開発期間の短縮につなげます。量子コンピュータのビジネス活用に取り組む企業を中心に「Cubit X」を展開し、3年後に30億円の売上を目指します。
また、日本で初めてJijZeptの代理店契約を締結し、本日よりサービスの提供を開始します。
量子コンピュータは、膨大な選択肢の中から最適な組み合わせを導き出す組合せ最適化問題の解法に利用されており、製造業の生産計画や物流業の配送ルート計画など、最適化が解決策につながる多くの産業で活用が注目されています。しかし、その性能を十分に活かすためには、量子コンピュータに適したプログラミングが必要であり、量子コンピュータに関する高度な知識も求められます。
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Cubit Xは、量子コンピュータの利用を支援するCTC独自のサービス群。複数の量子コンピュータをバンドルしたクラウドプラットフォーム、マネージドサービス、アセスメントサービス、量子アルゴリズムの開発環境などが含まれます。
JijZeptは、数式に基づいた直感的なインターフェースを持つ量子アルゴリズム開発プラットフォームです。組合せ最適化問題に関する数式を量子コンピュータ向けの数式に変換し、ゲート法やアニーリング法など様々な量子コンピュータ向けの効率的なプログラムを自動生成します。豊富な計算例やデータセットをもとに最適なパラメータパターンを学習するため、従来、専門家が手作業で行っていた複雑な数式モデル化やパラメータ調整工程を省くことができ、多くの時間を要していたアルゴリズム開発の効率化を実現します。
今回、JijZeptをCubit Xに搭載することで、量子コンピュータを利用したアプリケーション開発を包括的にサポートすることが可能となり、高度なプログラミングスキルを必要とせず、開発時間を最大70%短縮することができます。
CTC は、2017年より量子コンピュータの活用に向けた研究開発に取り組んでおり、風力発電における風車配置の最適化計算など、量子コンピュータの活用を目指した実証実験で得たノウハウを活かし、2023年より「Cubit X」の提供を開始しました。
今後もパートナーとの協業を進め、Cubit Xの機能をさらに強化し、ビジネスにおける量子コンピューティングの活用を支援していきます。
ソース PRタイムズ