テクノロジーサービスとデジタルビジネスにおけるグローバルリーダーであるNTTデータは、北米、欧州、アジアで過去6ヶ月間に土地を購入し、約1ギガワットのデータセンター容量をサポートすることで、グローバルデータセンター事業の拡大を加速することを発表しました。この成長は、NTTデータが以前発表した100億米ドルの投資の一環であり、2027年までの事業拡大を目指しています。
「NTTデータのダグ・アダムスCEO兼グローバルデータセンター社長は、次のように述べています。「高成長地域に新たなキャパシティを提供することで、AI主導の経済において企業が革新、適応し、自信を持ってリードしていくために必要な基盤を構築しています。「親会社の支援により、私たちは市場の需要を予測し、業界の変化を予測しながら、お客様が成功するために必要な弾力的で持続可能なインフラを提供し、積極的に投資と構築を行う独自の立場にあります。
NTTデータのグローバルデータセンター展開
AIベースのアプリケーションが急速に拡大し、クラウドコンピューティングへの依存度が高まる中、企業は高性能なワークロードやデータ集約型アプリケーションをサポートできるインフラを必要としています。NTTデータは、過去6カ月間に需要の高い7つの市場で土地を取得し、企業の拡大するニーズに対応した拡張性の高いAI対応インフラを提供できる体制を整えました。
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NTTデータの主な土地取得は以下の通り:
新市場での土地取得
- イタリア、ミラノ :この新市場への参入により、NTTデータはミラノで事業を開始し、南ヨーロッパにおけるハイパースケールおよびAI対応インフラに対する需要の高まりに対応します。新たに取得した21ヘクタールの敷地には、128MWの容量を持つ施設が建設される予定です。
- 栃木, 日本 :東京近郊の栃木県インター工業団地に13ヘクタールの土地を取得。総容量100MWの大容量データセンター2棟を建設予定。
既存市場での土地取得
- オレゴン州ヒルズボロ アメリカ: NTTのサブシー・コネクト・ネットワークを経由してアジアに直接接続できる太平洋岸北西部の技術回廊内に戦略的に位置するヒルズボロでのプレゼンスを拡大するための新たな土地の取得。この新しい用地により、NTTデータの現在のヒルズボロ拠点に216MWの容量が追加され、ヒルズボロ市場におけるNTTデータの計画容量は354MWとなります。
- 米国アリゾナ州フェニックス :アリゾナ州メサに70.5ヘクタールの土地を取得し、新しいマルチデータセンター・キャンパスを開発。最初のデータセンターは2028年度に開設予定。NTTデータは、既存の41ヘクタールのキャンパスで240MWの容量をサポート。新キャンパスと合わせると、計画容量は600MW弱となります。
- イギリス、ロンドン :10.5ヘクタールの新規予定地(LON2)を取得し、既存のロンドン施設の底地を取得。世界で最も活発なコロケーション市場の1つであり、多国籍企業の戦略的ハブであるロンドンにおけるNTTデータの地位を強化。ロンドンの新施設は、NTTデータにとってロンドン地域で8番目の施設となります。
- ドイツ、フランクフルト :世界最大級のインターネット交換ポイントであり、大容量で安全なインフラを必要とするハイパースケール施設や企業にとって重要な場所であるDE-CIXの本拠地であるドイツの金融とテクノロジーの中心地でのプレゼンスを拡大。この新しい施設は、NTTデータにとってフランクフルト地域で5番目の拠点となり、さらに80MWの容量を生み出す見込みです。
- 大阪, 日本 :大阪西新井に3.2ヘクタール、合計36MWのデータセンター2棟を取得。最初の施設は2027年度の開設を予定しており、これによりNTTデータの大阪地区におけるデータセンターは3カ所、総発電容量は約70MWとなります。
「当社の土地取得は単なる成長ではなく、世界規模でのデジタルインフラの未来を形作る一助となっています。「デジタル環境がかつてないスピードで進化する中、NTTグローバルデータセンターは、お客様がますます接続されたダイナミックな世界をリードできるよう、大胆な投資を行っています。
世界第3位のデータセンター・プロバイダー、 NTT グローバルデータセンターは昨年、北米、EMEA、APACで新たに10カ所のデータセンターを開設し、370MW以上のIT容量を追加しました。これらの取り組みは、NTTグローバルデータセンターが2027年までに100億米ドル以上を投資し、成長するデジタル経済を支えるAI対応の主要インフラを提供するという広範な戦略の一環です。
ソース ビジネスワイヤー