KDDI株式会社と株式会社ドライブネットが新たなパートナーシップを発表。両社は覚書を締結。これにより、オープンネットワークの開発と利用が加速されます。これは、ハードウェアとソフトウェアを分離することによって実現します。
このパートナーシップは、オープン・ルーターの導入拡大、オープン・ネットワーク管理の効率化、設備投資と運用コストの最適化を目的としています。
本契約により、KDDIは、基幹ネットワークインフラ内の主要4拠点において、ドライブネットのネットワークソフトウェアをコアルータの制御サーバに導入します。商用展開は2025年度を目指します。
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スケーラブルなネットワークの未来を築く
人工知能 (AI) の普及により、データトラフィックが飛躍的に増加し、ネットワークに対する需要がますます多様化する中、KDDIとドライブネットは、次世代ネットワークイノベーションの最前線に位置付けます。両社は、技術や市場の変化に迅速に対応できる柔軟なネットワークアーキテクチャの確立を目指します。
業界のリーダーシップと技術革新
KDDIは、2020年より「テレコムインフラプロジェクト (TIP)」に参画し、従来のシャーシ型ルータの限界を超えた柔軟な容量拡張を可能にするクラスタ型ルータ技術に着目し、オープン・ルータ開発を積極的に推進しています。2023年6月にはインターネットゲートウェイのピアルータとして初のオープン・ルータの商用化に成功し、2025年2月にはバックボーンネットワークのコアルータとしての技術検証を完了しました。
DriveNetsは、世界の大手通信事業者に採用されているクラウドネイティブネットワークソフトウェアのリーディングプロバイダであり、すでに以下のような安定的な運用をサポートしています。 KDDIの既存のピアリング・ルーターの実績あるパフォーマンスと拡張性 ドライブネットソリューションは、この新しく設立された戦略的パートナーシップの基盤を形成しています。