住友電工情報システム株式会社は、購買管理システム「楽楽購買II」の新バージョン「Ver.10.2」を4月25日に発売します。
RakRak ProcurementⅡは、購買依頼から見積・発注・検収までの購買業務全般をカバーする購買管理システムです。社内購買申請ワークフロー、外部カタログサイトとのパンチアウト連携、仕入先との電子取引(Web-EDI)、電子帳簿保存法・請求書システム対応など、日本の商習慣にマッチした多彩な機能を備え、購買業務の効率化とペーパーレス化に貢献するといわれています。従来、「RakRak ProcurementⅡ」には、電子帳簿保存法に対応した納品書の作成・保管機能がありましたが、納品書は仕入先から購買会社へ紙やメールで送付する必要がありました。しかし今回、電子的に納品書を発行し、サプライヤーから購買会社へリンクさせ、システム内に納品情報として自動保存することが可能になりました。これにより、サプライヤーは納品書の印刷・送付が不要になり、購買会社は受け取った納品書をスキャンしたり、手作業でシステムに登録したりする必要がなくなるため、双方の業務効率のさらなる向上が期待できます。実際の業務では、サプライヤーが入荷登録を行うと、納品書がPDF形式で自動作成され、Web-EDI経由で購買会社に送信されます。購買会社の担当者は、入荷した商品を登録する際、仕入先が登録した出荷情報を選択するだけで、購買取引と紐付けて納品情報を自動保存することができます。
また、「らくらく調達II」の納品書は、従来通りシステムの設定により請求書形式の納品書・請求書として利用できるため、今回の新機能と併用することで、請求書情報も自動的に保存することができます。また、システムの設定次第では、従来の紙やメールでの納品書送付業務にも対応可能です。また、今回、仕入業務状況やスタッフのタスクが一目で把握できるToDoリスト機能の使い勝手を向上。また、各リスト項目の集計条件をもっと知りたいというご要望にお応えして、各項目にヘルプアイコンを追加しました。このアイコンにマウスカーソルを合わせると、その項目の説明が表示されるため、利用者はマニュアルを参照することなくスムーズに作業を進めることができ、管理者も問い合わせ対応にかかる時間を短縮することができます。また、システム設定を強化し、購買会社管理者自身が設定を変更できる機能を追加しました。
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これまでは、運用中にシステム設定を変更すると 住友電工情報システム が担っていましたが、新機能により、より業務に即したタイムリーな設定変更が可能になりました。変更できる項目は、"期日から期日督促が発行されるまでの日数"、"見積書提出期限の初期値"、"発注書発行通知メールに発注書を添付するか否か "など、全部で15項目だそうです。また、購買企業の業務に応じて自由に使用できる項目として用意されている「管理番号」「製造番号」「工場番号」の各項目について、システム設定で入力の要・不要を変更できるように機能改善しました。また、各項目をマスタ情報として利用する場合、インターフェース機能により、他システムからマスタ情報を取り込むことが可能です。
ソース ヤフー