株式会社キオクシア はCD9Pシリーズを発表しました。これらは新しいPCIe 5.0 NVMe SSDです。Kioxiaの第8世代BiCS FLASH™とCBA(CMOS directly Bonded to Array)技術を採用しています。AIとハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)の高スループットと低レイテンシの要求を満たすように設計されたこれらのSSDは、データ集約型環境でGPUの利用率を最大化することを目的としています。
CD9Pシリーズは、従来製品に比べ性能が大幅に向上し、ランダム書き込みが最大125%、ランダム読み出しが最大30%高速化しました。また、ランダム書込み時の電力効率も2倍に向上し、全体的な熱管理が強化され、運用コストが削減されます。容量は、2.5インチ・フォーム・ファクタで最大61.44TB、EDSFF E3.Sで最大30.72TBに達し、読み取り集中型と混在型の両方の耐久性オプションを利用できます。
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NVMe 2.0に準拠し、Open Compute Project標準をサポートするSSDには、CNSA 2.0準拠の暗号化機能も組み込まれており、将来の量子コンピューティングの脅威に備えることができます。CD9Pシリーズは、HPE Discover 2025で展示され、高速でスケーラブルなストレージソリューションで次世代AIインフラストラクチャをサポートする可能性をアピールします。