AIを活用して太陽光発電所や蓄電池システムの運用・財務管理を自動化するクラウドサービスを提供するテンソル・エナジー株式会社は、シリーズA資金調達ラウンドを完了し、グローバル・ブレイン、グロービス・キャピタル・パートナーズ、Delight Venturesから総額9.5億円の資金調達を実施しました。グロービス・キャピタル・パートナーズとディライト・ベンチャーズからは、前回のラウンドに続く追加投資となります。.
調達した資金は、当社の主力製品である「Tensor Cloud」の機能強化、営業・マーケティング・企業体質の改善、経営幹部の採用を含む人員増強に充当する予定です。.
電気料金の高騰は、家庭にとっても企業にとっても深刻な問題です。その背景には、輸入燃料に依存するという日本特有の脆弱性があります。エネルギー自給率が約13%(2022年度、資源エネルギー庁)にとどまる日本では、中東情勢などの地政学的リスクが電力料金に直結します。この構造を変えるためには、再生可能エネルギーの拡大が重要な課題です。.
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一方、太陽光発電の急速な普及に伴い、新たな問題も浮上:“発電した電気を使い切れない”。晴れた日の午後など需要が少ない時間帯は、発電量が需要を上回り、太陽光発電や風力発電を停止せざるを得なくなります。このいわゆる出力制御は、全国的に一般的になりつつあります。2026年3月1日には、これまで出力制御がなかった東京エリアで初めて出力制御が実施され、全国10エリアすべてで出力制御が実施される時代が到来。出力制御の量は増え続けており(資源エネルギー庁「再生可能エネルギーの出力制御に関する長期見通し」2026年3月16日)、化石燃料を使わずに国内で発電した電力が無駄になることは、エネルギー安全保障の観点からも経済合理性の観点からも許されない損失です。.
このソリューションの核心は蓄電池にあります。余剰電力を蓄電し、必要なときに放出することで、再生可能エネルギーを無駄なく効率的に利用することができます。さらに2026年4月からは、小規模な蓄電池や発電所でも電力需給調整市場に参加できる制度改革が実施されます。同年3月には「電気事業法の一部を改正する法律案」も閣議決定され、市場の法的基盤が整いました。金融ビッグバンで証券取引が一般に開放され、取引量が急増したように、日本の電力市場も電力会社だけでなく、一般企業や中小企業、個人も参加し、取引量が爆発的に拡大する歴史的な転換期を迎えています。.
この変革の恩恵を享受するためには、全国に分散する発電所や蓄電池システムをリアルタイムで一元管理し、複雑化する市場ルールに即座に対応できる高度なプラットフォームが不可欠です。. テンソル・エネルギー‘の「Tensor Cloud」は、この課題をAIで解決。発電予測から収支管理、バッテリーの最適運用、市場取引まで、発電事業者に必要な機能をすべて1つのクラウドに統合することで、再生可能エネルギーの価値を最大化します。.
ソース PRタイムズ


