テリックス製薬株式会社は、横浜にテリックス・マニュファクチャリング・ソリューションズ(TMS)を設立したと発表しました。アジア太平洋地域におけるテリクス初のサイクロトロン施設は、当社のグローバル製造戦略における重要なマイルストーンとなります。
TMS横浜は、同地域における商業および臨床供給、将来の研究開発の拠点となります。TMS横浜は、自社およびパートナー施設を含むテリックスのグローバル生産ネットワークを拡大します。2018年に開設されたこの施設は、サイクロトロンと複数の製造用ホットセルで構成され、ZIRCON-CP試験[2]を含む日本および中国におけるTLX250-CDx(Zircaix®[1]、89Zr-girentuximab)の受託製造機関(CMO)として、JFEエンジニアリング株式会社(JFE)によって設計・建設されました。
この施設のリースと運営管理を引き継ぐことで、既存の臨床供給に対する管理が強化され、大東京向けのIlluccix®(TLX591-CDx、68Ga-PSMA-11)およびPixclara®1(TLX101-CDx、18F-floretyrosine)、アジア太平洋地域向けのTLX591(177Lu rosopatamab tetraxetan)など、この地域における他のテリックスの治験薬および将来の商業製品への生産拡大の可能性が広がります。さらに、当社はテリックスのARTMS QUANTM Irradiation System® (QIS®)サイクロトロン技術の導入を計画しており、これにより商業的に重要な医療用アイソトープの標準化された高効率でコスト効率の高い製造が可能になると考えています。
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テリックスのグループ最高執行責任者(COO)、ダレン・パティは次のように述べています。 テリックスTMS横浜は、アジア太平洋地域初のサイクロトロン施設であり、世界第2位の核医学市場である日本に戦略的に位置しています。TMS横浜は、この地域における需要の高まりに対応する当社の能力を強化し、患者さんに高度な診断・治療用放射性医薬品へのアクセスを提供するという当社の使命をサポートします。
ソース PRNewsWire