三菱重工業(三菱重工業は、バーレーンの国営大手アルミニウム製錬会社であるアルミニウム・バーレーンBSC(Aluminum Bahrain BSC、Alba)が所有する第5発電所に、689MWのガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を増設するプロジェクトを完工し、このほど商業運転を開始しました。当社は、この天然ガス焚きGTCC発電所を予定より1ヵ月前倒しで完工するとともに、長期サービス契約(LTSA)を締結し、高効率で信頼性の高いエネルギーを継続的に供給できるよう、発電所の安定操業をサポートしています。
この発電設備は、三菱重工業と中国の建設会社であるセプコ3世(SEPCOIII Electric Power Construction Co.当社が納入したのは、最新鋭のM701JAC型ガスタービン1基と蒸気タービン1基からなるGTCC発電設備。
第5発電所では竣工式が行われ、アルバ社のハリド・アル・ルマイヒ会長、アリ・アル・バカリCEO、アミン・スルタン電力本部長、三菱重工から東沢隆司執行役員エネルギー副本部長が出席。
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アル・バのハリド・アル・ルマイヒ会長は、操業開始について次のように述べています:「第5発電所の第4ブロックは、当社の発電能力を拡大するだけでなく、持続可能な未来に向けた当社のビジョンを支えるものであり、イノベーションとパートナーシップの融合の強力なシンボルです。当社、三菱重工業、SEPCO IIIの懸命な努力のおかげで、このプロジェクトは予定よりも早く完成し、産業の成長と環境への配慮が共存できることを実証し、より環境に優しいバーレーンの到来を告げました。"
また、三菱重工の東沢は、「当社の最先端発電技術を導入した重要なプロジェクトが完成したことを光栄に思います。第5発電所の4号機で水素混焼機能を備えたM701JACガスタービンの商業運転が成功すれば、アルバのエネルギー目標の達成と産業の脱炭素化に貢献できると確信しています。この施設の完成は、私たちの強力な協力関係を示すだけでなく、バーレーンの経済ビジョン2030を推進し、国の持続可能なエネルギーの未来を築く上で重要な役割を果たします。"
三菱重工 当社グループは、高効率で信頼性の高いガスタービン発電設備の普及に一層注力し、世界の経済発展に不可欠な電力の安定供給に貢献するとともに、エネルギーの脱炭素化を推進することで地球環境の保全にも貢献してまいります。
ソース 三菱重工