オンサイトDXプラットフォーム「カミナシ」シリーズを提供するカミナシ株式会社は、設備保全業務をデジタル化し、設備の安定稼働を支援するクラウドサービス「カミナシ設備保全」を2025年2月3日より正式に開始します。
開発の背景
「設備保全」とは、工場や施設の機械設備を最適な状態に維持・管理する活動のことです。主に、設備の安定稼働のための予防的な点検・整備や、故障・異常発生時の対応などを指します。設備を保有する企業は、設備保全活動を積極的に行うことで、予期せぬ故障による設備の停止や不良品の発生を防ぎ、生産性の向上やコスト削減につなげることができます。
しかし、現在の製造現場は設備保全に深刻な問題を抱えています。設備保全技術者の数は、2000年からの50年間で半数以下に減少すると言われており、人手不足は今後さらに深刻化することが予想されます。また、ベテラン技術者の退職により技術やノウハウの継承が困難になるなど、設備保全の質の低下も懸念されています。さらに、様々な経済危機を背景に、工作機械や加工機を扱う製造業では、導入から15年以上経過した設備が50~80%近くあり、設備の老朽化が進んでいます。そのため、設備保全コストの増加や突発的な故障リスクの増大が顕著となり、企業の安定経営を脅かしています。
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このような中、カミナシは新サービス "カミナシ設備保全" の提供を開始しました。"カミナシ設備保全 "は、設備ごとに作成したカルテで故障履歴や保全計画の記録を一元管理することで、データに基づいた保全活動を可能にし、設備の故障や停止を最小限に抑えることを目的としたシステムです。
ソース PR TIMES