日立産業制御ソリューションズは、デジタル台帳で設備保全情報を一元管理する設備・資産管理システムの新バージョン「SmartFAM Ver.4」を4月から販売開始すると発表。
SmartFAM Ver.4では、世代AI連携機能(故障設備の復旧・対策支援機能)を追加しました。設備が停止するような故障や、経年劣化による突発的な破損など、お客様がこれまで蓄積してきたテキスト形式の保全作業実績情報をもとに、世代AIから回答を得て、過去に発生した同様の故障情報や復旧対策情報を表示することが可能になりました。これにより、現場の若手・中堅技術者が、ベテラン技術者から一人一人指導を受けなくても設備を復旧できるようになります。また、SmartFAMが保有するデータを他システムに転送する場合、従来は標準フォーマットで転送する必要がありました。SmartFAM Ver.4では、システム連携機能を強化し、メンテナンスで使用するスペアパーツの情報、発注依頼情報、作業依頼情報などのデータの入出力を、相手システムのフォーマットに合わせて定義することが可能になりました。
メンテナンス計画機能を強化し、前回のメンテナンス周期に合わせてスケジュールを計画する機能や、スケジュールと実績データからメンテナンス時期を見直す機能を搭載し、工場や生産ラインごとに設備のメンテナンス計画を実施・延期・前倒しすることが可能になりました。システム導入・運用時の対象業務に合わせた「モノ」と「コト」のシステム設定機能を強化し、2つのモードを設定:若手・中堅技術者でも簡単にシステム設定を変更できる「シンプルモード」と、ベテラン技術者向けに、より詳細なシステム設定が可能な「アドバンスモード」を設定。これにより、様々なエンジニアのレベルに合わせたシステム設定が可能です。
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デザイン面では、お客さまの利用シーンを考慮し、画面デザインの刷新や操作性の向上を図りました。また、マルチデバイスに対応し、スマートフォンやタブレット端末での保守データ入力が可能となりました。SmartFAM Ver.4の価格は個別見積もりとなります。 日立産業制御 は、2026年度までに国内外の製造業や上下水道、道路などの企業向けに600システムの販売を目指します。
ソース ヤフー