第一三共株式会社は、2025年4月1日付で、真鍋直医学博士の後任として、奥澤弘之(62歳)が最高経営責任者(CEO)に就任することを決定しましたので、お知らせいたします。
眞鍋氏は、現在の代表取締役執行役員会長兼CEOから代表取締役執行役員会長に、奥澤氏は代表取締役社長兼CEOに就任する予定です。
真鍋博士のリーダーシップの下、第一三共の先駆的な科学技術は製薬業界における抗体薬物複合体(ADC)開発の復活につながり、史上最大規模の3つのライセンス契約とENHERTU® とダトロウェイ®第一三共のDXd ADC技術により開発され、転移性乳がんの治療法を変える2つの高精度がん治療薬。
第一三共の5ヵ年中期経営計画(2021~2025年度)は、がん領域の急速かつグローバルな事業拡大により順調に進捗しています。第一三共は、2025年度目標の確実な達成と経営体質の強化を図るため、指名委員会の答申に基づき、2025年1月31日開催の取締役会において、奥澤氏を新CEOに選任いたしました。2025年4月の交代は、第一三共が現5ヵ年経営計画の最終年度を迎え、次期5ヵ年経営計画(2026~2030年度)に向けた準備を本格化させるためのもの。
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1986年第一三共入社、2023年より代表取締役社長兼最高執行責任者(COO)。また、第一三共在職中は、最高財務責任者(CFO)を2年間務めたほか、国際事業、経営戦略、人事などの要職を歴任。一橋大学社会学部卒。2024年9月30日現在、50,741株を保有。
「眞鍋直は、「奥澤宏之は、当社の現在の5カ年事業計画を推進する上で極めて重要な役割を果たし、当社のかつてないグローバルな成長を牽引してきました。「国際的なビジネスリーダーとしての豊富な経験や、第一三共でCOOとCFOを兼務していた時の素晴らしい業績だけでなく、包括性と多様性、協働と信頼、継続的な発展と成長という当社の中核となる行動の模範となることで、当社の企業文化を変革してきた重要な人物です。新CEOに就任した宏之は、引き続き強力なリーダーシップを発揮し、第一三共を世界の製薬業界の最前線に押し上げ、科学と技術の専門性を生かした新薬の創出を通じて、世界中の患者さんの治療に貢献してくれるものと確信しています。"
「眞鍋直の卓越したリーダーシップと患者さんとそのご家族に対する揺るぎないコミットメントを受け継ぎ、第一三共の次期CEOに就任できることを大変光栄に思います。「この基盤の上に立ち、第一三共の強みであるサイエンスとテクノロジーを活用し、グローバルに人材を継続的に育成していきます。私のリーダーシップのもと、2035年ビジョンと次期5ヵ年計画(2026~2030年度)を策定し、世界中の人々の生活の質を高め続けます。"
ソース ビジネスワイヤー