京セラコミュニケーションシステム株式会社と国立大学法人北海道大学は、雪上走行可能な中速中型自動搬送ロボットの共同開発に成功し、準公道での走行試験に成功しましたのでお知らせします。今回の走行試験は、国内初の取り組みとなります。
本試験は、NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の "革新的ロボット研究開発基盤構築事業/自動宅配ロボットを活用した宅配サービスの実現 "にKCCSが採択された雪上走行技術開発プロジェクトの一環として実施されます。
背景
KCCSは、無人自動搬送ロボットを活用し、必要な人に必要なモノやサービスを届けることで、子どもから高齢者まで、誰もが安全で快適に暮らし続けられる街づくりを支援することを目指しています。KCCSは、2021年から北海道石狩市を中心に無人自動搬送ロボットの技術実証を実施。
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北海道での走行技術検証には、積雪・降雪環境での走行が不可欠です。日本の国土の約半分が豪雪地帯に指定されており、積雪・降雪環境下での配送要員不足などの物流問題が深刻な社会問題となっています。このような背景から、2022年から北海道大学大学院工学研究科の江丸准教授と共同開発に取り組みました。
ソース PR TIMES