株式会社システムインテグレータは、株式会社ビジネスエンジニアリングとSCM(サプライチェーンマネジメント)パッケージ「mcframe」に関する業務提携契約を締結し、「mcframe」の販売を開始したことを発表しました。
mcframeは、生産・販売・原価管理を中心とした「ものづくりのデジタル化」を推進し、設計と製造の工程統合や現場OTとIT情報の統合を支援するパッケージソフトウェアです。大企業から中堅・中小企業まで、日本を含む世界17カ国、1,500社以上の企業・グループ会社に導入されています。
同社は、システムインテグレーターとして、Web-ERP「GRANDIT」を20年以上にわたり推進し、200社以上の導入実績があり、生産スケジューラ「Asprova」も20社以上の導入実績があり、特にプロセス製造業におけるAsprovaの導入パートナーとして強みを持っています。今後は、この実績を活かし、「mcframe」の導入実績が少ない中堅プロセス製造業をターゲットに事業を展開していきます。
中堅プロセス製造業の中には、レガシーシステムを使い続けている企業や、ERPを導入したものの機能互換性が低く生産管理機能を有効に活用できていない企業、コスト高に悩まされ費用対効果を実現できていない企業などが多く存在します。同社は、様々な製造業で実績のある「mcframe」を活用することで、これらの企業のデジタル競争力強化を支援するとしています。
また、「mcframe」は、主力製品である「GRANDIT」との差別化を図るため、「GRANDIT」を受注生産方式による組立型製品を製造し、統合的な旧業務システムを求める企業に戦略的に提案する一方、「mcframe」をプロセス型製品や受注生産方式を採用する企業に戦略的に提案する方針です。
また、mcframeを核に、生産スケジューラ、MES(製造実行システム)、S&OPシステムなどの各種ソリューションを一貫して提供することで、SCM全体を包括的にカバーできる体制を強化していきます。

