当社の子会社である Rototest International AB は、2025 年 10 月 1 日付でドイツ・シュトゥットガルト近郊に子会社 Rototest Deutschland GmbH を設立いたします。ロトテスト・ドイチェランド社は、現地採用による技術サポート体制の強化を図るとともに、ドイツ市場における製品販売および受託試験サービスを担い、お客様に幅広いソリューションを提供してまいります。TOYOは、先進モビリティの重要市場であるドイツでの体制を強化することで、さらなる事業拡大を目指します。
近年、自動車業界では、電動化、自律走行、先進運転支援システム(ADAS)、コネクテッドカーなどの技術革新が進み、システムの高度化・複雑化が進んでいます。その結果、開発現場では効率的な評価が課題となっており、ハードウェアとシミュレーション、あるいは実車とシミュレーションを組み合わせたVILS(Vehicle-in-the-Loop Simulation)手法が注目されています。東洋エンジニアリングは、2023年11月にハブダイナモメータ「ROTOTEST® Energy」を開発・製造するロトテスト社を完全子会社化し、同製品とレーダーシミュレータやカメラシミュレータを組み合わせた統合システム「Driving & Motion Test System(DMTS)」を拡充。
欧州市場、特にドイツは、大手自動車メーカーやサプライヤーの開発拠点が集中する重要な市場です。このたび現地法人を設立することで、お客様に近い拠点からシステム提案や技術サポートを行うことが可能となり、ドイツの自動車産業から信頼されるプレミアム開発パートナーとしての地位を確立してまいります。さらに、2026年1月にはテストラボを開設し、"ROTOTEST® Energy "を用いた受託試験のプロフェッショナルサービスの提供を開始する予定です。
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東洋建設株式会社 ロトテストグループは、中期経営計画「TY2027」において「先進モビリティ事業」を重点分野とし、海外事業の拡大を事業戦略の一つとして位置づけています。ロトテストグループの2030年の受注目標は35億円で、このうちロトテストドイツは10億円を目指します。
ソース PRタイムズ

