NTTデータは、SAPジャパンが提供する最新のAI/機械学習(ML)プラットフォーム「SAP Databricks」を含む統合データプラットフォーム「SAP Business Data Cloud」の利用を国内で初めて開始すると発表しました。本ソリューションは、SAP内外の多様なデータを統合・分析することで、高度なAI/MLモデルの迅速な構築や、生成型AIを活用したインサイトの創出、業務プロセスの自動化を可能にします。近年、急激な市場変化や地政学的リスクの高まり、急激な為替変動など、ビジネス環境の複雑化が進み、企業経営はますます厳しさを増しています。そのような中、企業にはリアルタイムで精度の高い意思決定が求められており、SAPなどの基幹システムに蓄積されたデータは、企業の意思決定にとって極めて重要な資産です。.
しかし、こうしたデータを予測分析やインサイト生成に効果的に活用するには、まだ多くの障壁があります。SAP Business Data Cloudは、SAPおよびSAP以外の社内外のデータをビジネスコンテキストとともに統合・管理し、AIアプリケーションに信頼できるビジネスデータを提供するフルマネージドのSaaSソリューションです。SAP Databricksを活用することで、予測AIによる未来予測やシナリオ分析、生成AIによるナレッジ自動生成やビジネス文書作成支援、自然言語インターフェースによる意思決定支援が可能になります。国内初のユーザーであるNTTデータは、自らを “クライアントゼロ ”と位置付けています。SAPデータや非SAPデータを活用し、財務や営業など複数の領域のデータを統合的に分析することで、経営や業務における将来予測による「予兆管理」を実現し、予測分析を高度化。.
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この取り組みでは, NTTデータ グループ各社がそれぞれの強みを活かして連携し、グループ全体でナレッジを共有・循環させ、顧客への展開を加速させます。本プラットフォームを社内のAI分析基盤の一つとして活用し、ビジネスデータを最大限に活用することで、経営や業務における「予兆管理」の高度化だけでなく、ジェネレーティブAIを活用したクリエイティブワークの支援も目指します。また、本取り組みで得られた知見をもとに、日本企業におけるデータドリブン経営の高度化を支援し、新たな価値の提供を目指します。.
ソース ヤフー

