オンラインコンピューティングのリーダーであるKLab Inc.は、GPU AIクラウド事業への参入を発表します。
KLab GPU AIクラウドサービス」は、NVIDIA社製などの高性能GPU(Graphics Processing Unit)の演算能力やリソースをインターネット経由で貸し出すサービスです。AI開発や機械学習、3Dレンダリングなど並列処理を必要とする業務に特化し、必要な時に必要なだけのコンピューティングパワーを利用できる柔軟性とコストパフォーマンスが特徴。
KLabは25年のサーバー運用経験と長年のAI研究の経験があります。
クラウドベースの今日、ほとんどのゲームプロバイダーやインターネットサービスプロバイダはクラウド上でサービスを提供しており、自社でサーバーを運用している企業は稀です。
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KLabは必要に応じてクラウドサービスを活用する一方、創業以来、自社サーバーの運用で実績を積み上げてきました。ゲーム開発を始める以前から、KLabの主力事業は高負荷サーバーの提供であり、日本初の大手テレビ局による動画配信サービスや大手タレント事務所の公式サイトなど、同時アクセス数10万を超える大規模サービスを支えてきました。25年以上にわたって大きな事故もなくサーバーを運用してきた実績が、GPU AIクラウド事業を推進する技術基盤となっています。
さらに KLab は、AAAI-23などの国際会議での論文採択や九州大学との共同研究など、AI分野の研究開発に積極的に取り組んでいます。これにより、KLabは最先端技術への理解と応用力を併せ持つ企業としての地位を確立しました。KLabの研究開発力は、単に技術の先端を行くだけでなく、ビジネスへの応用も可能であり、GPU AIクラウド事業における今後の大きな競争力となります。
市場環境
国内のデータセンターサービス市場は、2023年に約2.7兆円、2028年には約2倍の約5.8兆円に拡大する見込み(総務省「2025年版情報通信白書」)。また、データセンター向けGPUサーバ市場は、2022年の45億円から2028年には16.1倍の725億円に拡大すると予測(富士キメラ総研「データセンタービジネス市場調査総覧 2024年版」)。
世界のAI関連市場が急拡大を続ける中、日本ではLLMなど多くの製品が米国のハイテク企業に独占されています。その中で、日本企業の成長が著しいのがAIデータセンター分野です。
本プロジェクトの課題と今後の展開
GPU AIクラウドビジネスには当然、課題があります。代表的な課題としては、初期投資の大きさ、サーバー資産の保有リスク、セキュリティリスクなどが挙げられます。これらのリスクに対応するための事業提携を進めており、対応プログラムを準備しています。準備が整い次第、発表させていただきます。
ソース クラブ
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