メッシュネットワークセキュリティサービスを提供する株式会社ルネテールは、クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」を提供する株式会社HENNGEより、業務提携を前提とした資金調達を実施したことをお知らせいたします。
両社はすでに企業向け機能の共同開発とテストを開始しており、ルネテールは2025年9月から日本市場での本格展開を開始する予定です。
近年、ジェネレーティブAIやLLM(大規模言語モデル)の急速な普及に伴い、企業が扱う機密データは以前にも増して増加しています。同時に、サイバー攻撃も巧妙化しており、警察庁によると、日本国内におけるランサムウェア感染のうち63%(※)がVPN機器を経由して発生しています。世界的に見ても、VPNやエッジデバイスを狙った攻撃は前年比約8倍に急増しており**、従来のVPNの限界が浮き彫りになっています。
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ルネテールは、このような状況に対応するため、最先端のP2P暗号化プロトコル "WireGuard" を利用したメッシュネットワーク通信インフラとセキュリティサービスを提供します。VPNゲートウェイを介さずに機器間の直接通信を可能にすることで、セキュリティ、高速性、運用性を同時に実現しています。
国内外を問わず、さまざまな業種の企業に技術検証やネットワーク設計のサポートを行っています。
今回出資するHENNGE社は、ARR100億円以上***、IDaaS国内シェアNo.1を誇るクラウドセキュリティのリーディングカンパニーです。
今回の資金調達は、HENNGEがそのビジネス・インフラストラクチャーと ルネテールの通信技術は将来的に高い互換性を持つでしょう。今後、両社はHENNGE OneのIDインフラとRunetaleのメッシュネットワークを組み合わせ、クラウドとオンプレミスのシステムを横断したアクセス制御や可視化などの高度なセキュリティ機能を共同で追求し、新たなゼロトラストソリューションの開発につなげます。
また、今回調達した資金は、この共同開発を推進するための研究開発投資や、大規模エンタープライズ市場を見据えた人材採用・組織強化に充当します。数千~数万人規模のユーザー環境においても、安定した通信と柔軟なアクセス制御を提供できるよう、製品・組織ともに磨き上げ、次の成長ステージへと進んでまいります。
ソース PRタイムズ

