日立ソリューションズとラドウェアは、ラドウェアの「クラウドアプリケーション保護サービス」の国内提供を開始すると発表しました。クラウドベースのソリューションの用途は、WebやHTTPSを狙ったフラッディング攻撃など、高度化するDDoS攻撃からアプリケーションだけでなくAPIも保護すること。.
2024年末以降、日本では大規模なDDoS攻撃が増加し、政府による注意喚起が発令されています。本サービスは、AIアルゴリズムを用いてゼロデイ攻撃を検知し、数秒以内に防御シグネチャを作成します。攻撃の変化に応じて自動的にしきい値を調整し、正当なトラフィックの不要なブロックを回避しながらサービスの中断を防ぐことができます。.
このサービスは、ネットワーク、ウェブアプリケーション、ボリューメトリック、ゼロデイ、暗号化トラフィック攻撃をサポートします。AIを活用したアルゴリズムにより、迅速な検知と対応が可能。セキュリティポリシーは自動的に最適化されるため運用負荷が軽減され、ラドウェアは定期的なポリシーレビューも提供します。グローバルなクラウドセキュリティセンターが、発生源に近い場所で攻撃を軽減し、待ち時間を短縮します。.
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日立ソリューションズ は、ホワイトハット・ハッカーによるコンサルティング、インシデント対応、継続的な運用など、サイバー・レジリエンス・ソリューションを通じてさらなるサポートを提供します。このパートナーシップは、攻撃の瞬間から復旧まで完全な防御を提供するDefensePro Xとして知られるラドウェアのハードウェアDDoS防御プラットフォームのマーケティングに役立ちます。.
によると ラドウェア’の2025年版グローバル脅威分析レポートによると、DDoS攻撃の数は2023年時点で550%増加し、その進化はより高度な種類へと移行しています。2024年末に日本で発生した大規模攻撃による大きな混乱は、リアルタイムの検知と自動化された防御の必要性を指摘しています。今回のリリースの主な目的は、ビジネスの継続性と脅威に対するサイバー耐性を強化することです。.

