シスコシステムズは、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)と、サイバーセキュリティに関連する様々な分野における研究協力に関する覚書を更新したと発表しました。両者は2017年に覚書を締結しており、今回の覚書更新は、技術環境の進展を踏まえ、新たな分野での協業拡大を目指すものです。2017年には、人材交流、知識の共有、ワークショップの開催、共同研究の可能性の検討などを通じて、グローバルなコンピューティング環境のセキュリティ強化に向けた共同取り組みに関する研究協力覚書を締結しました。これにより、政府機関や産業界を含む社会全体を様々なサイバーセキュリティの脅威から守るための対策など、幅広い分野での研究協力が実現しました。
今回の更新では、従来の情報共有に加え、新たな取り組みが盛り込まれています。具体的には、双方の社員・スタッフの相互派遣を含む人的交流、最新のサイバーセキュリティ脅威やインシデント分析を通じた専門知識の交換・共有などを実施します。また、シスコは、NICTのサイバーセキュリティ・ネクサス(CYNEX)とサイバーセキュリティソース開発プログラムを共有し、AIセキュリティ関連技術に関する共同研究や知見の交換を行います。 情報通信研究機構のAIセキュリティ研究センター(CREATE)。 シスコ ますます巧妙化するサイバー攻撃に対応するためには、研究コミュニティ、民間企業、政府機関が緊密に連携することが不可欠であり、脅威に対して迅速かつ柔軟に対応するための情報や知識を共有することが、セキュリティシステムのさらなる強化につながると述べました。
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また、世界各国の政府や産業界とともにデジタル化による社会課題の解決や新たなビジネスの創出に貢献する「CDA(Country Digitalization Acceleration)」プログラムを日本で開始して以来、政府や産業界とともに新たなビジネス機会を創出し、より包括的で持続可能な未来の実現に貢献してきました。今後も、日本の専門機関との連携を通じて、来るべきAI時代に向けた日本のサイバーセキュリティ人材の育成と先端技術の社会実装を支援し、日本の重要なネットワークと未来のイノベーションに貢献してまいります。
ソース ヤフー

