理化学研究所、富士通、エヌビディアは、日本を代表するスーパーコンピュータ「富嶽」の後継機となる「富嶽NEXT」の開発に着手しました。富嶽NEXT」は、NVIDIAがGPU基盤の設計を、富士通がシステムとCPUの開発を主導し、2030年頃の運用開始を予定している、日本初のGPUをアクセラレーションに採用した国産スーパーコンピュータです。
このプロジェクトは、"AI-HPCプラットフォーム "の構築を目指しています。このプラットフォームは、トップクラスのシミュレーション性能と高度なAI機能を融合させるものです。両者をシームレスに連携させることができます。新システムは、富嶽のCPU技術をベースにGPUアクセラレーションを追加します。これにより、科学シミュレーションやAIを活用した研究の効率が向上します。 理化学研究所のソフトウェアに関する専門知識、 富士通ハードウェア設計 エヌビディアのGPU技術は、この国際的な取り組みをサポートします。
こちらもお読みください: サンディスクとSK hynixがHBFメモリ規格で提携
Fugaku NEXTは、Fugakuの最大100倍のアプリケーション性能を達成することが期待されています。これにより、気候科学や創薬などの分野の進歩が促進されるでしょう。この構想では、ハイブリッドコンピューティングの世界的なトレンドに歩調を合わせ、量子コンピューティングの統合も検討します。2025年度までに基本設計を終え、2026年度に詳細設計を行う予定。

