リッジラインス株式会社は、量子コンピュータによる既存暗号の脆弱性に備え、量子安全暗号(PQC)への移行支援サービスを開始しました。本サービスは、従来暗号からPQCへの移行に必要な暗号資産の棚卸しから、移行戦略・計画の策定、技術的対策の検討まで、幅広い業種のお客様の事業戦略に沿った包括的な支援を行うものです。
本サービスでは、富士通の量子に関する専門知識、各業界の知見、各種ソリューションのノウハウを活用し、リッジリネスが富士通と連携して、PQC移行に向けた技術支援を含めた対策を検討します。また、お客様の経営層やシステム、リスク管理、内部監査などの関連部門に対して、予算編成、人材確保、外部ベンダーとの調整などを支援し、全社的な円滑なPQC移行を支援します。本サービスでは、まず暗号で保護された情報資産の包括的なインベントリである暗号インベントリを作成し、既存の暗号が解読されるリスクを特定します。これをITおよびサイバーセキュリティ計画と整合させ、リスクのレベルと重要性に基づいて移行するシステムの優先順位を決定します。
こちらもお読みください: さくらインターネット、NVIDIA Blackwell搭載の「さくらのONE」を提供開始
次に、暗号アジリティを実装するアーキテクチャを検討します。これは、将来の暗号技術や暗号の漏洩が発生した場合でも、システム全体を大きく変更することなく、新しい暗号方式に柔軟に切り替えることができる設計です。また、技術的・運用上の課題を抽出し、PQCに対応したクラウドサービスの利用可能性を評価し、PQCロードマップを策定します。その後、暗号アジリティを確保する技術的な対策を実施・運用し、ロードマップに従って、影響の大きいシステムから段階的にPQCに移行します。また、PQC移行プロジェクト全体の企画・運営を担うプロジェクトマネジメントオフィス(PMO)などのサポートを提供します。そのサービスを通じて リッジリネス 量子コンピュータがもたらす暗号の脅威から情報を守ることで、企業や組織のサイバーセキュリティ対策を強化し、デジタル社会における安全で持続可能なビジネスの実現に貢献することを目的としています。
ソース ヤフー

