米国ズーム・コミュニケーションズの日本法人であるZVC JAPAN株式会社は、新オフィスとZoom Experience Hub Tokyoを発表しました。2024年10月の移転は画期的なことです。2024年10月の移転は画期的なことです。29日には報道関係者を招いて内覧会を開催。
ZVCジャパンの下垣典弘会長兼社長は、この移転がなぜ重要なのかを強調しました。「今回の移転は、私たちの日本へのコミットメントを再確認し、国内のお客様にサービスを提供することに重点を置いていることを強調するものです。このオフィスをハブとして、日本のユーザーのためにプラットフォームの価値を高めていきます」と述べました。
柔軟なワークスタイルのサポート
新しいオフィスは、Zoomのソリューションによって様々なワークスタイルに対応できるように設計されています。「約150名の社員のうち、東京から80km圏外に住んでいる者も少なくありません。海外で働く社員もいれば、実家で介護をしながら働く社員もいます。社員はそれぞれの事情に合ったワークスタイルを柔軟に選択することができます」と下垣。
また、通勤圏内の社員は週に2回はオフィスを訪れるようにとのこと。出勤を厳しくチェックすることはありません。「個人個人が自分に合った働き方をし、仕事を楽しむことを望んでいます。
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Zoomの進化:AIファーストのアプローチ
下垣はまた、同社の最近の社名変更にも注目。2024年11月、米国本社はZoom Video CommunicationsからZoom Communicationsに移行し、ビデオベースのプラットフォームからAIファーストのアプローチへのシフトを示しました。Zoomエクスペリエンスハブ東京では、AIを活用したさまざまな機能を展示し、来場者にその進化を体感していただいています。
日本におけるZoomのプレゼンス拡大
Zoomの日本でのビジネスは成長を続けており、そのソリューションは様々な業界で採用されています。日本航空、NEC、シャトレーゼなどの企業では、Zoom MeetingsとZoom Phoneが広く利用されています。「多くのお客様から、コスト削減や効率性の向上が報告されており、新規ユーザーの導入による有機的な成長につながっています」と下垣氏。
AIを活用したソリューションの導入も加速しています。電話の会話を分析することでコミュニケーション能力を高める「Zoom Revenue Accelerator」が人気を集めています。一方、AIを活用したクラウドコンタクトセンター「Zoom Contact Center」は、日本で正式に販売を開始。
公共部門と教育部門の強化
下垣は、Zoomが地域社会、行政、教育、医療などの分野で重要な通信インフラとして機能するビジョンを表明。その陣頭指揮を執るのが、2024年9月に入社した野澤小百合執行役員(公共・教育営業本部長)。
野澤社長は、同社のミッションを次のように説明:「日本は人口減少、少子化により深刻な労働力不足に直面しています。行政、教育、医療などではデジタル技術を活用した効率化が進んでいます。Zoomはこうした取り組みで重要な役割を果たすことを目指しています"
AIを活用した機能とデータセキュリティ
Zoom Experience Hubでは、ジェネレーティブAIアシスタント「Zoom AI Companion」のデモンストレーションが行われました。このツールは、Zoom Phoneの会話を要約し、ボイスメールメッセージから重要なアクションを抽出し、ディスカッションを聞き逃した人のために重要なミーティングポイントを凝縮することで、タスクを効率化します。
AI導入において最優先されるのは、やはりセキュリティ。下垣氏は「厳格なセキュリティ管理を行い、第三者機関による監査も受けています」と断言。また、ZoomのAIポリシーを強調:「保存されたデータを公開することはありませんし、ZoomのAI機能を強化するために他社のデータを使用することもありません。また、ZoomのAI機能を強化するために他社のデータを使用することもありません」。
下垣はまた、データ保持に関する懸念にも言及。「チャットの内容をすぐに消去し、記録を残さないプラットフォームもありますが、Zoomは人と人をつなぐことを目的としているため、責任を持ってデータを保持しています。しかし、保存されたデータの管理方法については厳格に管理しています。"
将来を見据えたAIファースト・プラットフォーム
今後について下垣は、Zoomのイノベーションへのコミットメントを強化しました。「私たちはAIファーストのプラットフォームとして進化し続けます。ぜひZoom Experience Hubにお越しいただき、AIがコミュニケーションやコラボレーションにもたらす能力を探求してください。"
ZVCジャパンは、新しいオフィスとエクスペリエンス・ハブにより、日本のデジタル・トランスフォーメーションをサポートしながら、柔軟性と効率性を高め、未来の働き方を推進することを目指しています。