ゾーホージャパン株式会社は、ネットワーク統合監視ツール「OpManager」の新ビルド(12.8.272)をリリースいたしました。この新ビルドでは、適応しきい値機能が強化され、すべてのパフォーマンス監視項目について、過去の監視データに基づいて監視しきい値を自動的に設定できるようになりました。その他、ネットワーク経路解析機能の強化、アラート相関ルール機能の追加などが行われています。
適応しきい値の概要
ネットワークやシステムの監視では、あらかじめ設定されたしきい値に基づいて機器の異常を検知することが一般的です。しきい値が適切に設定されていないと、不要で無駄なアラート通知が送信されたり、逆に必要なアラート通知が送信されなかったりして、異常を検知することが難しくなります。
OpManagerの適応しきい値機能は、AIを使用して適切なしきい値を自動的に設定します。OpManagerの過去の監視データに基づいて最適なしきい値を予測し、この予測から大きく外れた場合に警告を発します。
これまでは、適応しきい値はCPU使用率、メモリ使用率、およびヘルスチェックの応答時間に対してのみ利用可能でしたが、今回のアップデートにより、ほぼすべてのパフォーマンス・モニタで利用できるようになりました。
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その他の主な強化点
ネットワーク経路解析の強化
この機能により、特定の宛先までの経路上の問題を分析し、ネットワーク経路の各ホップにおける遅延やパケットロスを監視することができます。
これまでは、OpManager サーバを起点とする経路しか監視できませんでしたが、新しいビルドでは、OpManager エージェントがインストールされたデバイスから監視できるようになり、より幅広いネットワーク経路の問題を分析できるようになりました。
アラート相関ルールの追加
この機能により、ユーザーはアラートをトリガーするための独自のルールを定義することができます。柔軟なアラート設定により、アラートやイベントのノイズを低減することができます。
ストレージ監視の改善
また、EMC Unity Storage、Pure Storage、EMC Isilon Storage、IBM Spectrum Virtualize、Netapp ONTAP、IBM DS Seriesのデバイステンプレートが追加されました。
OpManagerとは何ですか?
ManageEngine OpManagerは、物理/仮想/クラウドサーバ、ネットワークデバイス、syslog、イベントログの統合運用監視を提供する、費用対効果の高い統合サーバ/ネットワーク監視ソフトウェアです。
ITインフラ監視に不可欠な機能を網羅した本製品は、これまでに国内で3,100ライセンス以上を販売し、多くの企業で利用されています。
多彩なレポート画面やドラッグ&ドロップで描画できるマップビューを備え、複雑なサーバー/ネットワーク環境やネットワークインターフェースの構成や状態を可視化することで、IT運用管理におけるパフォーマンス管理や障害管理業務を効率化します。
中小企業向けサーバ・ネットワーク統合監視ソフトウェア市場でシェアNo.1*を確立しています。
ソース PR TIMES