NTTドコモ・ビジネスは、機密データや機密アルゴリズムを漏えいさせることなく安全に処理するクラウドサービス「Sekihi TEE」の提供を開始すると発表しました。信頼された実行環境(Trusted Execution Environment:TEE)とデータサンドボックス技術を活用した「Sekihi TEE」は、データ漏えいや不正アクセスのリスクを回避し、業種を超えたコラボレーションを可能にします。
このプラットフォームは、ハードウェアで暗号化されたセキュアな空間でデータとロジックを実行します。これにより、たとえデータが傍受されたとしても、外部からのアクセスから情報を保護します。ワークフローインターフェースにより、ユーザーはシンプルなGUIで簡単に処理ステップ、承認フロー、通知を設定することができます。処理にはデータ提供者とロジック所有者の両方の同意が必要です。これにより、悪用が防止され、クリアな状態を保つことができます。
こちらもお読みください: NTTデータ、AI分析にSAP Business Data Cloudを採用
データを完全に開示することなく、組織横断的なセキュアなデータ分析を可能にすることで、Sekihi TEEはプライバシーと機密性が最も重要視される分野での新たなコラボレーションユースケースをサポートします。このソリューションは、従量課金プランと月額サブスクリプションで提供されます。 NTTドコモ事業 は、SDPF for Healthcare のような他のサービスとの統合を拡大することを目指しています。今回の発表には、企業や公共機関のデータエコシステムにおいて、プライバシーを保護するコンピューティングを目指す幅広いトレンドが反映されています。

