インターネットイニシアティブ(IIJ)は、マルチクラウドに対応したシステム開発環境の構築を可能にする「IIJ開発者向けゼロトラストアクセスソリューション」の提供を開始すると発表しました。同ソリューションは、仮想デスクトップ基盤(VDI)、ID管理、閉域網をオールインワンで提供。このソリューションは、マルチクラウド環境におけるVDIを活用したセキュアなアクセスと運用の効率化を約束するもの。同社は、企業のシステム開発環境においてVDIがローカルPCを置き換えるケースが増えている一方で、デジタルトランスフォーメーション(DX)により企業システムのクラウド化が進んでおり、VDIを利用したシステム開発に新たな課題が発生していると指摘。
特にマルチクラウド環境でのシステム開発では、開発者のID管理が複雑になり、権限管理やアクセス制御の一元化が必要になります。また、ネットワーク接続のセキュリティ確保は、IT部門にとって大きな課題です。このような課題を解決するため、同社は、既存のサービスを組み合わせてVDI環境、ID管理、閉域網のすべてを提供する「IIJ Zero Trust Access Solution for Developers」を開発しました。VDIはマスターイメージから複製されるため、開発環境の構築プロセスが効率化されます。
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さらに、作業環境とローカル端末を分離することで、データの持ち出しなどのセキュリティリスクを回避できます。また、IDや組織マスタを一元管理できるクラウド型IDガバナンス管理サービス「IIJ IDガバナンス管理サービス(IGA)」により、開発者IDを一元管理し、IGAをベースに各クラウドと開発者情報を自動連携することで、ID管理の運用負荷を軽減。VDIから各クラウドへの閉域網接続は、"アイアイジェイ プライベート・バックボーン・サービス」は、セキュアで低遅延なアクセス経路を確保します。料金は個別見積もりとなります。
ソース ヤフー

