日本オラクルは、株式会社アイ・オー・データ機器が、製品ライフサイクル管理(PLM)やCRMなどの社内業務アプリケーションのインフラとしてOracle Cloud Infrastructure(OCI)を採用し、VMware環境の100台以上の仮想マシンをOracle Cloud VMware Solution on OCIに移行したことを発表しました。この移行により、従来のアプローチと比較して運用負荷が大幅に軽減され、今後数年間で総所有コスト(TCO)を60%削減できる見込みです。
入出力データ装置 は、オンプレミスサーバの保守期限が近づいていること、Oracle Database を含む仮想環境やサーバの管理負担、トラブルシューティング、脆弱性管理などの課題に直面していました。さらに、最近のVMware製品のライセンスやサポート体制の変更に備え、より柔軟で拡張性の高いITインフラに移行する必要がありました。
このような状況を踏まえ、同社は、既存のVMwareのスキルを最大限に活用しながら、アプリケーションや運用システムへの影響を最小限に抑えてクラウドに移行できるOracle Cloud VMware Solutionを高く評価。また、コスト競争力、Oracle Base Database Serviceとの互換性、VMとデータベースを統合管理できることも、OCI採用の決め手となりました。
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今回の移行では、Oracle Cloud Lift Servicesによるフィージビリティ・スタディやPoC支援を通じて、移行方針やシステム構成を段階的に策定。2025年7月には、外部データセンターのオンプレミスサーバー上で稼働する100台以上の仮想マシンのOracle Cloud VMware Solutionへの移行を完了。今後は、自社サーバールーム内の仮想マシンも順次移行していく予定。
OCIの導入により、業務システムの設計やサーバー管理といったリソース制約のある業務から解放され、本格的なシステム近代化とデータ活用に着手しています。今後は、データ分析基盤として オラクル クラウド上のデータベース、デジタルトランスフォーメーション(DX)施策の加速、ビジネスプロセス全体の可視化と最適化。
ソース PRタイムズ

