SAPジャパンは、リアルタイムな意思決定のためのビジネスデータの統合、管理、活用を支援することを目的に、SAP Business Data Cloud(BDC)の一般提供とSAP Business AIの拡張を発表しました。BDCは、SAP Datasphere、SAP Analytics Cloud、SAP Business Warehouseなどのサービスを通じて、SAPとSAP以外のデータを統合するフルマネージドのSaaSプラットフォームです。Databricksとの新たな統合により、ゼロコピーデータ共有が可能になり、データの複製なしでリアルタイムの分析が可能になります。
BDCは、全社的にアクセス可能な「データ製品」に情報を整理し、AIアプリケーションの高品質な基盤として機能します。SAPは、AIをコアプロセスに深く組み込むことが、信頼性と有意義なビジネスインパクトを達成する鍵になると強調。同社は、AIが完全に統合された場合のプロセス効率向上を約30%と見積もっています。
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2025年後半から、SAPはデータとAIを組み合わせたIntelligent Applicationsを、何百もの構築済みデータ製品とともに提供します。経費検証、売掛金、サプライチェーン最適化などのツールを含むSAPのJoule AIエージェントが展開され、1,600以上の新しいAIスキルが予定されています。すでに34,000社を超える企業が サービスアクセスポイント ビジネスAIは、業界全体で測定可能な効率性と生産性の向上を報告しています。

