三菱商事株式会社 (三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:飯島彰己、以下「当社」)は、Hudbay Minerals Inc. 以下「ハドベイ社」)が保有するカッパーワールド銅鉱山プロジェクト(以下「本プロジェクト」)の権益30%を取得することに合意しました。買収金額は6億米ドル(約870億円)。その内訳は、出資持分4億2,000万米ドル(約610億円)。また、開発費として180百万米ドル(約260億円)をマッチング拠出します。なお、三菱商事とハドベイ社は、本事業の最終事業化調査を共同で実施する予定です。
米国は世界第 2 位の銅消費国です。需要は増加の一途をたどっています。この成長は人口の増加、AI によるエネルギー需要の増加、データセンターの拡大、電化へのシフトによるものです。本プロジェクトはアリゾナ州にあり、米国では約70%の銅を生産しています。この場所は、強力な採鉱インフラに恵まれています。開発・操業許可は確保済み。生産開始は2029年頃。ピーク時には毎年約10万トンの銅を生産する見込み。また、近隣の鉱区の追加許可を取得すれば、さらに成長する可能性もあります。
1927年に設立されたハドベイ社は、鉱山開発と操業に関する幅広い専門知識を有しています。同社は3つの銅・金鉱山を経営。また、カッパーワールド社とともに2つの開発プロジェクトを管理。三菱商事は北米で長い歴史を持っています。三菱商事は北米で長い歴史を持ち、世界各地の鉱山会社とも提携して鉱物資源に投資しています。三菱商事は、2030年度までに銅の年間生産量を40万トン以上に引き上げる計画。銅の採掘とトレーディングで培った経験をもとに、銅の生産量を2030年度までに40万トン以上に引き上げる計画です。今回の買収は、その目標に向けた大きな一歩となります。最終的な投資決定は、事業化調査を経て2026年頃を予定しています。
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三菱商事は、2025年4月に発表した経営戦略2027「総合力を未来につなげる」の中で、「持分資源生産の拡大」を掲げています。三菱商事は、2025年4月に発表した経営戦略2027「未来への総合力」の中で、「持分資源生産の拡大」を掲げています:"強化・再構築・創造"銅の需要は堅調に伸びるはずです。しかし、鉱石の品位が低下しているため、新規鉱山の開発が難しくなっています。そのため、安定供給が懸念されます。三菱商事は、銅の安定供給のために投資を行っています。脱炭素社会の構築には欠かせない資源です。

