財務・会計システムおよび経営情報サービスを開発・販売する株式会社ミロク情報サービスは、シンガポールのクラウドERP企業であるSynergix Technologies Pte Ltd.の株式70%を取得し、子会社化したことをお知らせいたします。
シナジックスは、自社開発のクラウド型ERP製品の自社コンサルティング営業とサポートを通じて、シンガポールの中小企業の経営改善と成長を支援するIT企業です。顧客接点であるコンサルティング営業とカスタマーサポートをシンガポールの拠点で、製品開発、ヘルプデスク、Webマーケティングをベトナムの拠点で、顧客開拓のためのテレマーケティングをフィリピンの拠点で行うことで、3カ国にまたがる経営の効率化を実現。
同社のERP製品は、様々な業種・業界に特化した幅広い業務ソリューションを提供しており、様々なモジュールを組み合わせることで、お客様のニーズに柔軟に対応することが可能です。機能面、価格面ともに、シンガポールの中小企業のERPニーズに応えるポジションを確立しています。また、既に多通貨・多言語(APAC地域で使用される全言語)に対応しており、ASEAN市場への展開も視野に入れています。
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MJSグループの今後の事業展開
日本企業の海外進出は増加の一途をたどっています。シンガポールでは毎年200~300社の日系企業が設立され、ASEAN地域でも日系企業の進出が増加しています。日系企業が新会社を設立する際や買収後のPMIにおいて、現地法人の管理、業務の効率化、ガバナンス体制の構築は重要な経営課題です。その解決策として、現地の商習慣や法制度、言語に柔軟に対応できるERP製品が求められています。
一方、MJSの経営方針は、日本の会計事務所や中小企業の経営革新を推進し、日本経済の発展に貢献することであり、財務・会計システムなどのERP製品や経営情報サービスを幅広く開発・販売してきました。
MJSは、シナジックスを子会社化することで、同社との強固なパートナーシップのもと、ASEAN地域への進出を目指す日系企業や、既に現地法人を持ちながら経営管理等に課題を抱える企業に対して、デジタルトランスフォーメーションのコンサルティングや海外子会社の経営管理・業務改善に最適なERP製品を提供し、ソリューション領域をグローバルに拡大し、事業の成長を図ってまいります。
Synergix 社は、シンガポールにおいて、MJS 社の経営資源を活用し、日系企業を含 む中小企業市場における認知度・信頼性を高め、ERP 事業の更なる成長を目指します。さらに、Synergix社の多通貨・多言語対応ERP製品により、成長著しい広大なASEAN市場への参入を目指します。また、市場開拓の実現性を高めるための追加投資として、MJSの経営資源の活用やM&Aも検討してまいります。
また、中長期的な視点に立ち、業界特化型ソリューションに強みを持つシナジックスと、バックオフィスソリューションに強みを持つMJSとの製品連携・現地化、共同開発による新製品・新機能の開発、オフショア開発(ベトナム拠点)によるグループ開発体制の強化を推進してまいります。
MJSは、国内市場におけるERP事業のビジネスモデルの転換を図り、継続的な新製品開発・サービス強化による新たな価値創造を目指すとともに、海外展開も視野に入れ、その一翼を担ってまいります。 マネックス証券 グループの中長期的な成長戦略。また、2024年5月に策定した中期経営計画「ビジョン2028」のキャッシュ配分戦略では、M&Aによる事業拡大を掲げています。シナジックス社の株式取得は、この成長戦略の一環です。ASEAN地域に進出するグローバルERP企業として、 シナジックス は、将来のIPOを視野に入れた事業拡大を目指します。
ソース PRタイムズ
					
							
							
			
                               
                             
