AI開発者向けプラットフォームを提供するWeights & Biasesは、AIアプリケーション開発を加速するため、主要開発フレームワークとの連携を強化したことを発表します。これにより、複雑化する大規模言語モデル(LLM)を活用したエージェントアプリケーションの開発・評価・運用を、より高い透明性と信頼性で実現することが可能になります。
今回の連携強化は、OpenAIが提供する "エージェントSDK"、マルチエージェント開発・実行環境 "CrewAI"、ノーコードAI開発プラットフォーム "Dify "の3つの領域をカバーするものです。W&BのエンタープライズLLMOps製品 "W&B Weave "とのシームレスな連携により、開発現場におけるLLMエージェントの可観測性、トレース、バージョン管理、評価を包括的にサポートします。
OpenAIエージェントSDKとの統合
OpenAIが提供するAgent SDKは、タスク駆動型のLLMエージェントを素早く構築し、実行することを可能にするフレームワークです。今回の統合により、Weaveのコードを数行追加するだけで、Agent SDK経由で作成したエージェントの入出力、実行経路、使用ツールなどの詳細をW&B Weave上で視覚的に記録・分析することが可能になりました。これにより、開発者はLLMの推論プロセスや応答精度を可視化しながら改善を行うことができます。
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CrewAIの統合
CrewAIは、複数のLLMエージェントが "クルー "として連携し、タスクを共有・調整するマルチエージェントフレームワークです。この連携により、W&B Weave上でクルー内の各エージェントのパフォーマンスや対話の流れを詳細に追跡・比較することが可能になります。これにより、複雑なタスクの分解とコラボレーションの最適化が進みます。
Difyとの統合
Difyは、ノーコード・ローコードツールでジェネレーティブAIアプリケーションを素早く構築できるオープンソースプラットフォームです。コードを記述することなく、GUIベースでプロンプト設計やデータ処理を簡単に行うことができるため、誰でも簡単にAIアプリケーションを作成することができます。とのコラボレーションにより ダブルアンドビー Weave and Difyは、W&B Modelsとの緊密な連携により、ジェネレーティブAIアプリの詳細なトレースとAIアプリ開発の包括的な管理を可能にします。
ソース PRタイムズ