株式会社ビジュアルバンクは、シリーズBで約11億円の資金調達を行いました。このラウンドは三井住友海上キャピタルが主導し、他の複数の投資家も参加。東京を拠点とする同社は、自らを「IP×AIイネーブラー」と称しています。その目標は、マンガやアニメといった日本の知的財産(IP)分野をAI技術と結びつけること。
今回の資金調達により、子会社であるTHE PENを強化します。このチームは、漫画家を支援するAIツールを作成し、描画を容易にし、生産性を向上させます。ビジュアルバンクはまた、日本の知的財産分野のための新しいデータライブラリーを開発しています。このプロジェクトは、経済産業省とNEDOのGENIACイニシアチブの支援を受けています。クリエイティブな知的財産の価値を尊重しながら、AIの開発を支援することを目的としています。
こちらもお読みください: InfiniTalk、音声プラットフォーム向けAIダッシュボードを発表
さらに、この投資は戦略的M&Aや人材獲得にも役立ちます。これにより ビジュアルバンク は、日本のコンテンツ産業への AI の導入において重要な役割を担っています。デジタルコンテンツに対する世界的な需要が高まる中、同社の取り組みは、AI導入の幅広いトレンドと、イノベーションを起こしながら知的財産を保護する必要性を反映しています。

