テラデータは、Teradata AI Factoryを発表しました。この新しいオンプレミスAIアプライアンスは、セキュアでプライベートなAIセットアップに対するニーズの高まりに対応するものです。7月30日に日本で発売されたこのソリューションは、クラウド向けではない機密データを管理する組織向けです。NVIDIA AI Enterpriseとともに開発されたAIファクトリーは、ハードウェアとソフトウェアを融合。このセットアップは主権AIをサポートするため、企業はデータを完全に制御することができます。
主な特徴として、エージェントベースAIのサポート、コストとパフォーマンスを最適化するための大小の言語モデル(LLMとSLM)の統合、自然言語データクエリ用の検索拡張世代(RAG)パイプラインなどがあります。ローカル設計により、レイテンシーとデータ移動を削減します。また、GPUやCPUを使用した処理も高速化します。
このプラットフォームは、テラデータのAIに最適化されたIntelliFlexインフラストラクチャを使用しています。また、構造化データと非構造化データの統合を支援するEnterprise Vector Storeを備えています。また、エージェントを構築するためのAI Workbenchも提供します。さらに、JupyterHubやAirflowなどのツールにより、モデルのライフサイクル全体をサポートします。
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テラデータ 日本はAIインテグレーション&デリバリーチーム(AIID)を発足しました。このチームは、導入をサポートするエンドツーエンドのコンサルティングサービスを提供します。この立ち上げは、業界の大きなトレンドに合致しています。多くの企業がオンプレミスやハイブリッドのAIソリューションを好んでいます。これらの選択肢は、データプライバシー、パフォーマンス、コスト管理に役立ちます。

