テクマトリックス株式会社は、パラソフト株式会社が開発したJava対応テスト自動化ツール「Jtest 2025.1」を2025年9月4日より販売開始します。
Jtest は、Java ソースコードの品質を可視化し、静的解析と単体テストのサポートを通じて単体テストを合理化するための強力なサポートを提供する Java テスト自動化ツールです。静的解析では、コーディング・ルール解析とフロー解析の 2 つの方法を使用して、ソース・コードの潜在的な問題を特定します。コーディング・ルール解析は、4,000を超えるルールを使用してソース・コードを検証し、プログラムの問題の防止と保守性の向上を支援します。フロー解析は、クラスやパッケージを横断する膨大な数の処理フローから、リソース・リーク、セキュリティ脆弱性、その他のバグを引き起こしている可能性のある特定のフローを検出します。単体テストサポートでは、Javaの単体テスト用オープンソースフレームワークであるJUnitで使用できるテストテンプレートやモックを自動作成し、単体テストの工数を削減します。さらに、様々な情報をWebブラウザ上のダッシュボードに表示するレポート機能を搭載し、プロジェクトメンバーが遠隔地でも効率的にソースコードの品質をレビューできる環境を提供します。
JtestのOpenAIおよびAzure OpenAIとのビルトイン統合に加え、今回の最新アップデートでは、OpenAI REST APIと互換性があり、チャット補完エンドポイントを持つLarge Language Model(LLM)プロバイダとの統合も強化されました。静的解析機能は、CWE(Common Weakness Enumeration)バージョン4.17や、Javaプログラミングのセキュリティと信頼性を向上させるコーディングガイドラインであるCERT for Javaを含む、18のセキュリティコンプライアンスルールをサポートするようになりました。さらに、ユーザーが自然言語で質問できるAIアシスタントが追加されました。ユーザーがIDEにJtestの使い方に関する質問を入力すると、AIアシスタントが製品ドキュメントやLLMプロバイダとの事前設定済みの統合に基づいて回答します。初めてJtestを使うユーザーでも、必要な情報に効率的にアクセスでき、製品の学習が促進されます。
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パラソフト製品の日本総代理店、 テックマトリックス Jtestは、Javaソフトウェア開発に携わるすべてのお客様の課題解決に最適なツールとして、営業、マーケティング、ユーザーサポートなどの活動を強化してまいります。
Jtest 2025.1の新機能と改善点
LLMコラボレーション機能の強化
- お近くのLLMプロバイダーをお選びください。
OpenAIとAzure OpenAIに加えて、OpenAI REST APIと互換性があり、チャット補完エンドポイントを持つLLMプロバイダを選択できるようになりました。
ローカルに展開されたモデルで作業し、データが社外に送信されることなく、セキュアな環境でLLMを活用することができます。 - diffエディタ機能の追加
AIが推奨する修正を差分エディタで確認し、コードに直接適用できるようになりました。エディタ上ですべての修正または選択した修正を適用できるため、静的解析違反の修正プロセスが高速化されます。
- AIがテストケースを改善
失敗したテストケースの修正をAIが提案する「ユニットテストアシスタント」機能を追加しました。テストケースの改善にAIを活用することで、テストの効率化に貢献します。
- AIアシスタントによる問い合わせ対応
は、自然言語で質問できるAIアシスタント機能を追加しました。Jtestの使い方に関する質問を入力すると、大規模言語モデル(LLM)プロバイダが、製品ドキュメントの内容から最適な回答を瞬時に導き出します。初めてJtestを使う方でも、必要な情報を効率的に得ることができ、製品の習得が容易になります。
GitHub Copilot Chatとの統合により、静的解析違反の修正を自動生成
Visual Studio Codeでの開発時に、静的解析の違反を効率的に解決するGitHub Copilot Chatの連携がサポートされました。これにより、従来の静的解析ツールで問題となっていた「違反の修正に時間がかかる」「修正方法がわからない」といった問題が解消され、違反の修正プロセスが高速化されます。
ソース PRタイムズ

