NECは、「Oracle Database」のベクトル検索機能「AIベクトル検索」を採用し、サポート業務の効率化を図ると発表。実証実験では、問い合わせ対応時間を20%以上短縮する見込みで、サポート運用体制での本稼働は2025年9月を予定。NECは、オラクル製品のサポート業務を行う専門組織「NECオラクルレスポンスセンター」(NEORC)を運営。お客様からの新規問い合わせは、過去の問い合わせと類似しているものが多いのですが、膨大なデータから類似した問い合わせを探し出すのに時間がかかるという課題がありました。
そこで、「Oracle Database 23ai」の新機能であるAIベクトル検索を利用し、検索補強生成(RAG)を用いた生成AIを業務支援に適用する実証実験を行いました。その結果、生成AIによる回答案作成時に、問い合わせ元を特定することができ、調査時間の短縮を実現。
こちらもお読みください: NTTデータ、ハイパースケーラのAI技術を活用したAgentic AIサービスを開始
また、生成AIが作成した回答をベースにすることで、調査を含めた問い合わせ対応時間を20%以上短縮できることがわかりました。この結果を受けて NEC NEORCの支援業務システムにAIベクトル検索を正式採用することを決定しました。
ソース ヤフー