セイコーソリューションズ株式会社と共同で 情報通信研究機構 (株式会社情報通信研究機構(NICT)は、6G次世代ネットワークに向けた日本発の分散型時刻同期技術「クラスタークロック」の概念実証機を開発しました。このプロトタイプは、幕張メッセで開催されたCEATEC 2025で展示され、日本のBeyond 5Gインフラ革新の進展をアピールしました。
総務省のビヨンド5G推進ファンドが製作した「クラスタークロック」は、非常に正確な時刻同期を実現。0.1ナノ秒の精度を達成しており、これはペースの速い6Gの世界では極めて重要です。クラスタークロックは多くのノードを同期させます。そのため、ネットワークの遅延や中断があっても安定した状態を保つことができます。従来のシステムはGNSSに依存しており、信頼性はそれほど高くありません。
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セイコーソリューションズ 小型原子時計を用いた有線時刻・周波数同期の研究開発をリードし、堅牢性、効率性、持続可能性を確保する技術を推進。衛星システムへの依存度を低減し、日本の次世代デジタルインフラを支える地上高精度時刻配信プラットフォームの構築への貢献を目指しています。

