大手化学メーカーの東ソーは、次世代基幹システムプロジェクトの一環として、統合基幹業務システム「SAP S/4HANA Cloud」を中心としたサービス「RISE with SAP」を採用しました。また、PwCコンサルティングと導入支援契約を締結。SAPジャパンなどが11日に発表。東ソーは、持続可能な企業を目指し、グループ全体の経営管理の高度化と業務プロセスの標準化に取り組んでいます。本プロジェクトでは、"SAP S/4HANA Cloud Private Edition "を中心に、"SAP Datasphere"、"SAP Analytics Cloud"、"SAP Cash Management"、"SAP Treasury Risk Management "などのソリューションを導入。
これにより、収益拡大と事業規模の拡大を目指した近代的な経営基盤を構築します。東ソーは2005年からSAPシステムを幅広く活用しており、その知見と機能をさらに高度に活用することを目指しています。RISE with SAP」はAI機能も備えており、ERPシステムに蓄積されたデータを活用した業務効率化の検証も予定しています。導入プロジェクトはPwCコンサルティングが担当。過去のプロジェクトで培った経験と確立された方法論を活用、 トーソー を導入することで、東ソーグループ全体の経営管理の強化と業務プロセスの標準化を図ります。また、間接費管理プラットフォームとしてSAP Concurを採用し、グループ14社で間接費管理の最適化を図る予定です。
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SAP Concurの導入により、これまで紙ベースで行われていた経費精算業務が電子化され、時間や場所にとらわれない効率的な業務が可能になります。SAP Concur」には、交通系ICカードなどのキャッシュレス決済サービスとの連携機能があり、蓄積された経費データを活用した継続的な業務改善が期待できます。また、申請時のミスや改ざんを防止する仕組みや、システムによる厳格なチェック機能により、ガバナンスの強化にも貢献します。
ソース ヤフー