株式会社JDSCは、株式会社LIXILの内製化拠点である株式会社福島LIXIL製造所より、工場設備の効率的な保全計画を実現する「設備保全支援AIアルゴリズム」の開発を受注し、LIXIL須賀川工場への導入を完了しましたのでお知らせします。本取り組みは、LIXIL須賀川工場をモデルとして実施し、将来的には全工場への導入を検討していきます。
JDSCは、LIXILのデータ主導型スマートファクトリー化を支援します。
製造業において、工場設備の安定稼働は品質維持や従業員の安全確保の観点から非常に重要であり、そのためには定期的なメンテナンスが欠かせません。しかし、定期的なメンテナンスは、異常がなくても設備が停止したり、作業時間が増えたり、一定の手間やコストがかかります。
JDSCは、AIやデータサイエンスの知見を活用し、LIXIL須賀川工場の26ライン100台以上の設備データをエアシリンダー、配線、エアバルブなどの原因別に分類し、学習期間中の工場やラインの生産保全や設備メンテナンスを分析し、機械学習の手法を用いて故障発生確率の予測モデルを開発しました。開発したモデルはLIXIL須賀川工場のシステムに組み込まれ、現場スタッフはデータを更新することで最新の予測結果を享受することができます。
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本取り組みは、担当者の経験に頼った従来の施設管理から、機械学習やAIの出力結果を活用した自動化・効率化への第一歩となります。今後は、対象施設の拡大や、より詳細な稼働履歴情報の導入など、さらなる精度向上に努めてまいります。
LIXIL須賀川工場の青木和彦工場長は次のように語っています:
"JDSCのAIやデータ活用に関する確かな知見と技術を取り入れることで、デジタルトランスフォーメーションを強力に推進し、須賀川工場のものづくりの伝統に基づき、世界トップレベルの技術と革新性で高品質な製品を提供してまいります。"
ジェーディーエスシー は、これまで蓄積してきたデータサイエンスの知見を活かし、AI、機械学習、数理最適化などの最先端技術を社会に実装することで、産学官を横断した課題解決を促進し、日本の高度化に貢献していきます。
ソース PRタイムズ