化学業界向けCFP算定サービス「エコリューム」開始のお知らせ
複雑な計算を必要とする化学製品の計算サポートを提供することで、化学業界全体へのCFP計算の普及を促進します。
BIPROGYは本日より、特に算定が難しいとされる化学製品に特化した、化学業界向けカーボンフットプリント(CFP)算定サービス「エコリューム」の提供を開始します。
CFP計算分野には、IT企業を中心に様々な企業が参入し、計算ツールの提供を始めています。しかし、製造工程が複雑で独自の計算ルールを持つ化学業界では、計算方法がわかりにくく、一般的な計算ツールを利用することが難しいため、CFP計算の普及を遅らせるという課題がありました。
「エコリューム」は、住友化学株式会社(以下、住友化学)の製品カーボンフットプリント(CFP)算定ツール「CFP-TOMO」の算定ロジックを採用。(の製品カーボンフットプリント(CFP)算定ツール「CFP-TOMO」の算定ロジックを採用し、化学製品特有の複雑な製造工程に対応したCFP算定を可能にしました。
BIPROGYは、複雑な計算を必要とする化学製品のCFP開示に必要なデータ収集から加工、変換、計算まで、化学業界のお客様のCFP計算業務を総合的に支援し、化学業界におけるCFP計算の普及と化学業界全体の脱炭素化に貢献します。
地球温暖化による気候変動問題が世界的に顕在化する中、温室効果ガス排出量削減のため、環境負荷を把握できるCFPを活用した規制や義務化が進められています。また、顧客や金融市場、政府など様々なステークホルダーからCFPの開示が求められ、CFPの見える化や削減が企業や商品の価値を左右する評価指標になりつつあります。
しかし、化学工業における CFP 計算は、化学製品特有の製造プロセス(共同製造(注1)、循環型製造(注2) 等)や独自の計算ルールに従って行う必要があり、一般的な CFP 計算ツールでは計算が困難です。そのため、需要や緊急性は高いものの、CFP計算の普及は難しいのが現状です。
計算が難しい化学製品に特化し、CFP計算業務を総合的に支援するサービスです。住友化学「CFPTOMO」の計算ロジックを使用し、化学プラントの複雑な製造工程に対応したCFP計算を実現します。
計算業務が膨大な場合、社内に計算の知財や実績がない場合、計算方法が複雑で一般的な計算ツールでは対応できない場合など、お客様の目的・課題・状況に応じて、以下のメニューから最適なプランをご提案いたします。
計算サービス機関
お客さまからご提供いただいた商品情報をもとにCFP計算を行い、計算結果をご提供します。計算に必要な知識や人材が不足しているお客様でも、現在入手可能な情報をもとに計算結果を得ることができ、CFPの開示が可能となります。
計算支援コンサルティングサービス
SuMPO認定のLCA専門家(注3)がCFP計算の調査範囲設定からデータ収集・加工、計算までの一連の作業をサポートするため、CFP計算の知識や経験が少ないお客様でもCFP業務の内製化を目指せます。
ソース Xtechアクティブ