株式会社ispaceは、2025年3月31日開催の取締役会において、三井住友信託銀行株式会社に対する短期借入金の返済及び長期借入金の借入れ(借換)を決議したと発表しました。これによりispaceは、着陸機・探査機の開発・運用に必要な運転資金(その他関連費用を含む)として総額14億円の資金調達を継続します。
既存の短期借入金を長期借入金に借り換えることにより、 アイソスペース 当社は、流動性と財務基盤の安定性をさらに高めることで、機動的な経営判断を可能にし、宇宙開発技術の品質向上と急拡大する市場の需要を取り込むサイクルをさらに加速させる方針です。
私たちの地球を広げよう。未来を広げよう。~ 人類の居住地を宇宙へ拡大し、持続可能な世界を創造する」。事業拠点は3カ所:日本、ルクセンブルグ、アメリカの3拠点で活動し、現在約300名のスタッフが在籍。2010年に設立され、Google Lunar XPRIZEで最終選考に残った5チームのうちの1つ「HAKUTO」を運営。月への高頻度・低コスト輸送サービスを目的とした小型着陸機(月着陸船)や月探査用ローバー(月探査車)を開発。また、民間企業の月面ビジネスのゲートウェイとなることを目指し、月面市場への参入を支援する「月面データビジネス構想」を開始。2022年12月11日、SpaceX社のFalcon 9を使用し、ミッション1の最初の着陸機の打ち上げを完了。続くミッション2は2025年1月15日に打ち上げられ、早ければ2025年6月6日に再び月面着陸を試みる予定。ミッション3は2026年、ミッション4(旧ミッション6)は2027年に打ち上げ予定。
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ミッション1の目的は、着陸機の設計・技術を検証し、月輸送サービスや月データサービスを提供するビジネスモデルを検証・強化すること。ミッション1の10のマイルストーンのうち、サクセス8まで成功し、サクセス9でも着陸シーケンスのデータなど、月面着陸ミッションを実現するための貴重なデータやノウハウの取得に成功。ミッション1で得たデータやノウハウは、続くミッション2にフィードバック。さらにミッション3では、より精度の高い月輸送サービスを提供することで、NASAの「アルテミス計画」に貢献する予定です。
ソース PRタイムズ