日立ソリューションズは、医薬品、スキンケア、再生医療などの事業をグローバルに展開するロート製薬株式会社にMicrosoft Dynamics 365を導入しました。海外の主要グループ会社30社の会計・サプライチェーンデータを集約した2層構造のERPシステムを中心に、グローバルな経営情報を可視化する業務基盤を構築。
ロート製薬は、グループ各社の既存ERPシステムをTier1(第1層)として利用し、その上にDynamics 365を利用したTier2(第2層)のERPシステムを新たに構築。これにより、各社が個別に導入していた既存ERPシステムの運用への影響を最小限に抑えながらシステムのサイロ化を解消し、海外主要グループ会社のデータを統合。
また、BIレポーティングプラットフォームに「Fabric」を採用することで、グループ会社間で異なる形式のデータの加工・連携を自動化し、分析までの一連のプロセスを単一のプラットフォーム上で実現。これにより、グローバル経営に必要なデータの収集・分析にかかる時間が、従来と比較して約2週間短縮される見込みです。
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日立ソリューションズ は、製造業のグローバル展開とDXの両立を支援することで、企業のSXに貢献していきます。
ロート製薬また、グローバル経営管理の面では、グループ各社が独自に管理していたマスターデータやコードの統一、ガバナンスの強化も課題でした。
そこで、グループ全体の経営視点に立った最適な業務基盤の構築を目指し、日常業務で使用しているExcelとの親和性の高さや、データ連携から分析までを同一プラットフォーム上で行える点が評価され、Dynamics 365の導入を決定しました。
ソース PRタイムズ

