人工知能(AI)企業であるランタンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:辻本邦彦、以下「ランタンファーマ」)は、独自のAIプラットフォーム「RADR®」を活用したがん標的治療薬の開発を進めているランタンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:辻本邦彦、以下「ランタンファーマ」)が、日本における第2相臨床試験「HARMONIC™」の対象患者登録が完了したことを発表しました。同社は、国立がん研究センターがん対策情報センターを含む国内の5つの臨床施設で、予定より早く10名の患者を登録しました。
HARMONIC™ 試験は、チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)による治療後に進行した非小細胞肺がん (NSCLC)の未喫煙患者を対象に、カルボプラチンおよびペメトレキセドとの併用で LP-300 を評価するものです。今回の日本での登録の成功は、日本や台湾のような非喫煙者NSCLC患者の割合が著しく高い地域に本試験を国際的に拡大するというランタン社の戦略的決定を検証するものです。
「ランタン・ファーマの社長兼最高経営責任者(CEO)であるパナ・シャルマは、次のように述べています。 「日本での目標症例登録が予定より早く完了したことは、当社の国際展開戦略の優れた実行を示すと同時に、非喫煙者 NSCLC の有病率が最も高い地域に焦点を当てるという当社の決断を実証するものです。「この成果は、台湾と米国で登録を継続し、LP-300 がアンメット・メディカル・ニーズの高 い、十分な治療を受けていない患者集団の治療選択肢として確立するための臨床データ取得に近づい たことを示すものです」と述べています。
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日本での登録完了は、グローバルな HARMONIC™ 試験の重要なマイルストーンとなります。日本は、欧米の患者数(通常 15%)に比べ、喫煙歴のない NSCLC 患者の割合(新規症例の 33-40%)が著しく高く、本試験にとって戦略的に重要な地域です。同様に、肺がん患者の50%以上が非喫煙者である台湾も、重要な登録地域です。
HARMONIC™ 試験では、米国で最初に登録された 7 例の患者さんにおいて、86% の臨床的有効率と 43% の客観的奏効率を示し、最初の安全性リードインコホートで有望な結果を示しました。特に最近のデータでは、1名の患者が標的がん病変において持続的完全奏効を達成し、生存が2年近く続いていることが明らかになり、LP-300が未喫煙のNSCLC患者にとって有意義な長期的転帰をもたらす可能性が示されました。
非喫煙者NSCLCは、ユニークな臨床的・ゲノム的特徴を有する別個の疾患であると認識されつつあり1。現在、非喫煙者NSCLC患者向けに特別に承認された治療薬はなく、この集団が直面している重大なアンメット・メディカル・ニーズを浮き彫りにしています。
ランタンは、LP-300の商業的可能性を複数の地域で最大化するため、共同研究や提携の機会を積極的に探っています。 ランタン HARMONIC™ 試験のさらなる臨床データおよび転帰データについては、アジアと米国の患者コホートを対象とした最新情報を今期後半に提供する予定です。
ソース ビジネスワイヤー

