エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、自社創製の選択的線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)チロシンキナーゼ阻害剤であるコハク酸タスルグラチニブについて、中国、香港、マカオ、台湾における独占的開発・販売権を付与するライセンス契約をSciClone Pharmaceuticals Limitedと締結しました。 エーザイ は、タスルグラチニブに関する全世界での権利を保持し、既に上市されている日本では引き続き製造・販売を行います。
本契約に基づき、当社は契約一時金、開発および規制上のマイルストン、発売後は販売マイルストンおよび販売収入に応じた一定のロイヤルティを受け取ります。
こちらもお読みください: カーディナル・ヘルス株式会社が最新の経腸栄養ポンプを発売
タスルグラチニブは、FGFR1、FGFR2、FGFR3に対して選択的阻害活性を示す新規経口投与型チロシンキナーゼ阻害剤です。日本では、「化学療法施行後に進行した切除不能なFGFR2融合遺伝子陽性の胆道がん」を効能・効果として承認され、2024年11月より発売されています。また、エストロゲン受容体陽性、HER2陰性の乳がん患者を対象とした第I相臨床試験が日本で進行中です。
サイクロンは、がんおよび重篤な感染症治療薬の開発・商業化のための統合的なプラットフォームを有する世界的なバイオ医薬品企業であり、中華圏において強力なプレゼンスを有しています。今回のライセンス契約により、ライセンス許諾地域において本剤の価値を最大化し、必要としている患者さんに一日も早く貢献したいと考えています。
ソース ACNN NewsWire