パナソニックホールディングスは、顔の表情分析からBHQ(Brain Healthcare Quotient:脳健康指数)のスコアを予測する新しい脳健康測定ツール「推定BHQ」システムを発表しました。従来は、費用と時間のかかるMRI検査に頼っていたBHQ測定が、喜怒哀楽などの感情を表す400以上の顔のポイントを分析することで、より身近なものになりました。この技術革新により、脳の容積や神経線維の完全性などの主要な指標を用いた、よりシンプルで非侵襲的な脳の健康評価が可能になります。
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パナソニックの商品分析センターが開発したこのシステムは、企業の健康管理ツールとして位置づけられており、BHQスコアを従業員の福利厚生や生産性に結びつけています。パナソニックは、BHQスコアの向上と業績、収益性、株式価値の向上との相関関係を報告しています。パナソニックと地方自治体におけるパイロット・プログラムでは、メンタルヘルス・リスクの早期発見など、実用的な効果が実証されています。サンリオとの共同研究「カワイイBHQ研究」では、「カワイイ」アイテムに触れることが、BHQと生産性にプラスの影響を与えることがさらに示されました。 パナソニック これは、職場の健康革新と、神経科学を企業のウェルビーイング戦略に広く統合するための重要な一歩です。

