オリンパス株式会社 はSecureFlexを発売しました。これはシングルユースの細針生検(FNB)装置です。消化管の超音波内視鏡ガイド下手技(EUS-FNB)用に設計されています。SecureFlexは主に膵臓癌の診断用です。到達困難な粘膜下病変や硬膜外病変からの正確な組織採取が可能です。
EUS-FNBは内視鏡と超音波を使用します。これにより、医師は体内を明瞭に観察し、適切な組織サンプルを採取することができます。膵臓がんを上手に治療するには、質の高いサンプルが必要です。これは特に標的療法や免疫療法に当てはまります。正確な診断と治療計画はこれらのサンプルに依存しています。
SecureFlexは、デュアル・ベベルド・ラプター・チップにより、これらのニーズに応えます。このチップには多次元の切断面があります。より大きな無傷の組織サンプルを捕捉するのに役立ちます。さらに、細胞構造を無傷に保ちます。これにより、診断精度が向上します。この装置は柔軟なニチノール製で、多層シースになっています。膵頭部や雲状突起のような困難な部位も容易に通過できます。つまり、スコープを使い続ける必要がないのです。針には千鳥格子模様が施されています。このデザインにより、手技中の超音波の視認性が向上します。
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SecureFlexは柔軟性、精度、質の高いサンプリングを兼ね備えています。このサポートにより、より効果的なEUS-FNB手技が可能になります。また、膵臓がんやその他の腸の問題の治療計画にも役立ちます。この装置は2025年秋から欧州と日本で発売される予定。世界での発売は規制当局の承認次第。

