日本の大手民間遺伝子検査会社である A.D.A.M.イノベーションズと、データ駆動型医療のパイオニアである AI テクノロジー企業 SOPHiA GENETICS は、ESMO において、最先端のリキッドバイオプシー・ゲノム検査を日本の人々に提供するための戦略的提携を発表しました。両社はまた、日本における個別化・高精度がん医療の推進を目的としたリキッドバイオプシーコンパニオン診断薬の商業化に向けて提携します。
A.D.A.M.イノベーションズは、東京都心にハイスループットのラボを構える日本の遺伝子検査のマーケットリーダーとして、20年以上にわたり日本の皆様にサービスを提供し、これまでに280万件以上のゲノム検査を実施してきました。A.D.A.M.イノベーションズは、AIを搭載したSOPHiA DDM™ Platformを採用することで、グローバルなイノベーションを日本にもたらすという伝統を継続し、日本全国で個別化がん検査を推進していきます。
本提携は、まずリキッドバイオプシーアプリケーションMSK-ACCESS® powered with SOPHiA DDMTMの上市に重点を置きます。この革新的なリキッドバイオプシー検査は、最先端のAIを活用して低侵襲な方法で循環腫瘍DNA(ctDNA)を解析し、1回の採血から実用的なゲノム変化を検出するように設計されています。この検査は、精度を向上させ偽陽性を回避する、腫瘍と正常を一致させるアプローチを採用しています。A.D.A.M.イノベーションズは、この検査を地元で開始し、社内でサンプルを分析することで、検査の納期を短縮し、患者のコストを削減し、地元のがん研究を推進します。
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また、本提携の一環として、両社は日本におけるリキッドバイオプシーコンパニオン診断(CDx)検査の開発を目指します。本アプリケーションをCDxに発展させることにより、より多くの患者さんが高品質の腫瘍プロファイリング検査の恩恵を受けられるようになり、個別化医療を大規模に進めることができます。また、製薬企業のパートナーには、日本での医薬品開発と市場参入を加速するための強力な新ツールを提供します。A.D.A.M.イノベーションズは、臨床および薬事に関する深い専門知識を活用し、日本での薬事申請をサポートします。
この提携は、ベルリンで開催された欧州腫瘍学会(ESMO)2025年大会から正式に発表されました。この発表は、日本におけるがん治療のためのデータ駆動型リキッドバイオプシーに基づくソリューションの推進に対する両社の共通のコミットメントを強調するものです。詳細は ソフィア・ジェネティクス そして A.D.A.M. 2025年10月17日から21日まで、ESMOブース#2039にて。

