NodeX株式会社は、DNX Venturesと伊藤忠テクノロジーベンチャーズから総額6億円の資金調達を行いました。これにより調達総額は8億3,000万円となります。今回の資金調達により、同社はIoT向けゼロトラストデータ基盤をさらに進化させ、製品およびデリバリーチームを強化し、初期顧客の成功を加速させます。また、社名を変更し、ブランドを"ノード X「を設立し、コーポレートサイトをリニューアルしました。
AI×IoE時代に求められるデバイスデータの活用
エッジデバイスの台数は2018年にモバイルデバイスを上回り、2035年には2,750億台(全デバイスの94.5%)まで拡大すると予想されています。ここでいうエッジデバイスとは、家電、住宅、店舗、銀行、道路、病院、空港、農地、工場、さらには国防インフラなど多岐にわたります。今後、これらのエッジデバイスはクラウドに接続され、データ活用が当たり前になるAI×IoE(Internet of Everything)の時代が到来します。
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高まる安全保障上の脅威
IoEの普及に伴い、ネットワークに接続されたエッジデバイスを狙ったサイバー攻撃が急増しています。特に、セキュリティ対策が不十分なIoT機器は攻撃者にとって格好の標的となり、なりすましやマルウェア感染、DDoS攻撃の踏み台にされるケースが増えています。また、攻撃手法の高度化に伴い、機器単体だけでなく、サプライチェーン全体を狙ったサイバー攻撃や、クラウド基盤を狙った大規模な情報漏えいなどのリスクも深刻化しています。
ソース PRタイムズ