金融サービスソフトウェアのグローバルリーダーであるFinastraは、国際協力機構(JICA)がLoan IQプラットフォームで本稼働に成功したことを発表しました。このプロジェクトは、発展途上国の民間セクターのプロジェクトに融資を行うという、ますます拡大するイニシアティブである民間投資金融のためのJICAの基幹システムを近代化することを目的としています。JICAへの導入は、Loan IQの日本初の展開となります。日本IBMとのパートナーシップにより実現したこのソリューションは、拡張性、柔軟性、グローバルコンプライアンスを備えた融資機能に対するJICAの高まるニーズをサポートします。
ローン IQ を中核とするこのシステムは、国際的な民間ローン取引をエンド・ツー・エンドで管理することが可能で、日本円、米ドル、ユーロ、現地通貨建てのローンに対応しています。これにより、業務の効率性、正確性が向上し、今後の民間投資金融の拡大が期待されます。
JICAは、日本の政府開発援助の主要機関です。開発途上国のインフラ整備や社会開発プロジェクトに対し、長期かつ譲許的な資金を提供しています。途上国の様々な経済的・社会的課題に対応するための民間資金ニーズが高まる中、民間投資金融スキームへの需要拡大が見込まれています。それに対応するためには、グローバルスタンダードに沿った堅牢で適応性の高いプラットフォームの導入が必要です。
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FinastraのLoan IQソリューションは、取引の設定と承認から、出金、金利と手数料の計算、最終的な返済まで、エンドツーエンドのライフサイクル管理を提供します。世界中の商業金融機関や開発金融機関で広く利用されています。
このプロジェクトは日本IBMが実施し、開発、データ移行、ユーザートレーニング、運用サポートを提供しました。IBMの官民金融に関する専門知識とFinastraの導入経験が、ロールアウト成功の鍵となりました。
新システムの主な利点は以下の通り:
業務の合理化:ローン・ライフサイクル管理のための統一プラットフォームが、複雑さと手作業を軽減します。
柔軟な商品設計:多様なローンストラクチャーと市場ニーズの変化に対応
グローバルスタンダードに準拠:国際的なベンチマークに沿った信頼性と拡張性の高いコアを構築します。
今回の本稼働は フィナストラ アジア太平洋地域の開発金融機関にとって信頼できるパートナーとしての地位を強化します。
ソース PRNewsWire

