日本電気株式会社 くるみe」は10月8日、安全運転支援クラウドサービス「くるみe生成AI版」の機能を強化し、10月14日より提供を開始すると発表しました。同サービスは、ダッシュカメラ映像や走行データ、モバイル入力などを統合し、AIによる安全運転指導を行う運行管理向けのクラウド型安全運転支援サービス。
アップグレードされたサービスは、画像認識AIと生成AIを使用。横断歩道や赤信号でのニアミスなど、危険度の高い運転状況を自動的に検出して分析します。重要な映像セグメントにはタグを付けます。これにより、安全管理者は手動で検索することなく、重要な映像を素早く確認することができます。システムはパーソナライズされた運転のヒントを生成します。これにより、すべてのドライバーに対する安全アドバイスを標準化し、個々の管理者の経験に依存することを減らします。たとえば、黄色信号でのブレーキ操作の調整など、状況に応じた指示を出すことができます。
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ドライバー固有のリスクパターンを特定し、類似事例を集計することで、くるみeはデータ駆動型のトレーニングと運行計画を可能にし、フリート全体の安全性を高めます。新バージョンは、安全管理を合理化し、作業負荷を軽減し、運転業務における企業のデジタルトランスフォーメーションをサポートし、交通安全と業務効率を向上させるスケーラブルなソリューションを提供します。

