音声AIプラットフォーム開発のRechoは10日、シリーズA資金調達ラウンドの第1クローズで3億円を調達したと発表。ラウンドを主導したのはSBIインベストメント。同社は今回の資金調達により、組織体制や技術基盤の強化を図り、エンタープライズ事業の拡大に注力する方針。.
レチョーは、独自の音声合成技術、自動音声認識技術、対話制御技術を核としたAIネイティブ音声AIプラットフォームを提供。2024年4月にサービスを開始して以来、金融機関、政府機関、プラットフォーム事業者などの法人顧客向けにプラットフォームを展開しています。.
同社は自社製品を、従来のIVRやチャットボットのアップグレード以上のものと位置づけています。そのシステムは、自然な会話フローと実際のビジネスオペレーションの要件のバランスを取ることを目的とした、生成的AI時代のために特別に設計されています。. レチョー 同社独自のTTSおよびASR技術は、世界的なベンチマークでトップクラスの結果を達成しており、特に日本語の自然さと音声認識精度で強みを発揮していると述べています。.
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今回調達した資金は、研究開発、コア技術、プラットフォーム開発、顧客導入に関わるエンジニアの雇用に充てられます。Rechoはまた、コンサルティング業務を通じて得た知見を活用し、製品の標準化と汎用化を図り、顧客企業がセルフサービスで音声AIを構築・導入できるような機能へと移行していく予定です。.
これと並行して、同社は業務効率と全体的なカスタマー・エクスペリエンスの向上を目指し、コールセンター業務への応用を含むユースケースの拡大を計画しています。.

