200年以上の歴史を持つ医薬品メーカー、アマト製薬の挑戦
アマト製薬は、痔の薬 "ボラギノール®"を開発する200年以上の歴史を持つ製薬会社です。近年は、痔の発症要因である生活習慣の乱れに対応する「ボラギノール®」や、女性ホルモンのバランスの乱れに伴う悩みを改善する「フェンボラ®」などの新ブランドを開発するなど、新たな取り組みにも積極的に取り組んでいます。顧客層は男女で大きな偏りはなく、「ボラギノール®」と「BORRA®」の顧客層は年齢層がほぼ同じで、60~70代が中心です。特にご高齢のお客さまは、「ボラギノール®」への信頼感から購入を後押しされています。
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ecforceへの乗り換えを決めたのは、拡張性の高い機能、万全のサポート体制、そして安心感です。
BORRAオンラインショップ」を運営していく中で、いくつかの問題が明らかになりました。最初の課題は、システム間の連携。カートシステム、ランディングページ管理システム、販売データ分析システムがそれぞれ別々に存在していたため、システム間でデータの整合性を保つことが困難でした。そのため、注文データにキャンセルの有無が含まれるかどうかで齟齬が生じ、定期購入の継続率にばらつきが生じていました。この問題を解決するためには、カートだけでなく、ランディングページや売上分析も一元管理できるシステムが必要でした。2つ目の課題は、商品コード管理の複雑化でした。事業開始当初は問題なかったものの、商品数やまとめ買いのオファーが増えるにつれ、商品コードは複雑化。1つの商品を登録する際、定期購入のお届け間隔(30日、60日、90日など)ごとに商品コードを分けて登録する必要があり、管理が煩雑になっていました。
システム移行の検討自体は2024年3月頃からスタートし、同年11月にECサイトをリニューアル、約5カ月で完了しました。クレジットカード情報の移行や、旧システムと新システムの商品設定の構造的な違いなど、苦労もありましたが、ecforceの担当者が細かくロードマップを提示してくれたり、手厚いサポートがあったおかげで、比較的スムーズに移行できました。
ecforceを導入することで、PDCAサイクルを素早く回すことができます。
ecforceと一緒にecforce efoを導入したことで、効果検証が容易になりました。以前は、システム管理者に連絡してレポートを出してもらっていましたが、時間がかかるためスピーディーな改善やA/Bテストが困難でした。ecforce efoを導入したことで、自分たちで管理画面を見ながら、落としどころやエラーなどの課題を確認し、タイムリーに修正することができるようになり、PDCAサイクルを高速で回すことができるようになりました。
また、サプリメントなど同じ商品でも30日分や60日分など納品サイクルが異なる場合や、初回と2回目の購入で商品を切り替えるなど、複雑な設定には「定期販売機能」を利用しています。ecforceは複雑な変更にも柔軟に対応できるので、思い通りの内容を設定できています。

